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恋をした相手は、同級生のAV監督でした。  作者: 香坂 蓮
ハンサムは健気で女々しい
24/38

2-12 ~ エピローグ 綾香の笑顔 ~

 8/14 24時分。 本日二話目です。一話目がまだの方は、ご注意ください。


 エピローグなので、短いです。


 では、どうぞ!

「へぇ……ここが田島の秘密の場所なんだ」


 ニヤニヤとした表情で綾香が言う。

 

 悠斗は少し疲れた表情だ。

 

 昼休み、悠斗憩いの場である倉庫裏に、綾香の姿があった。


「いいところでしょ?ここを悠斗くんが独り占めしてるって、ズルいと思うよね?」


 隣には、満面の笑みを浮かべる笑麻の姿もある。


「それで、どうしても話したいことってなんなのさ?」


 この話は終わりだ、と言わんばかりに悠斗が話題を変える。


 笑麻が冗談っぽく不満げな表情を作るのを横目に、綾香は一瞬、目を閉じた。


「翔太に……ちゃんと告白して、ちゃんとフラれてきた」


 清々しい表情。


 その表情に、笑麻は涙を堪えた。


「でもね?諦めるつもりはないんだ。翔太が私の方に振り向いてくれるか、この恋心(きもち)が友情に変わるまで、私は翔太を追いかけるよ」


 ちゃんと翔太にも許可を取ったしね、と綾香は笑う。


「……ストーカーじゃん」


「なにおー!?」


 ボソッと呟いた悠斗に、綾香は目を三角にする。


 しかし、その口元は笑っていた。


「まぁ……良く言えば一途、だね。君たちはよく似てるよ」


 優衣を想い続ける翔太。

 

 そして、そんな翔太を想い続けると決めた綾香。


「そうでしょ?私達は一途でピュアなんだよ」


「……悪く言えば、女々しい」


「だから!なんであんたはいつも一言多いのよ!」


 悠斗に飛びかかり、その首を腕で締める綾香。綾香の控えめな胸が、悠斗に押し付けられる。


 笑麻は、割り合い本気で綾香を止めに入った。 


「まぁ……頑張りなよ、宮本」


 笑麻によって、綾香から解放された悠斗は、小さな声で言う。


 初めての“呼び捨て”であった。


「あぁ!綾香ちゃんのこと、『宮本』って呼び捨てた!?ねぇ悠斗くん!私は?私も呼び捨てがいい!」


 いつの間にか、『君』としか呼ばれなくなっていた笑麻が、自分が呼び捨てられたことが無いことに気付き、叫び声を上げる。


 思わず綾香は吹き出してしまった。


「ありがと……二人とも」


 その小さな声は二人に届いただろうか?


 降り注ぐ木漏れ日が、悠斗と笑麻の柔らかい表情を照らした。


 無事に、2章が終了しました。


 どうだったでしょうか?


 個人的には、非常に気に入っている章だったりします。


 翔太がいなければ、悠斗が笑麻や綾香に心を許すことはなかったでしょう。


 中学時代、幼馴染に裏切られ深く傷ついた悠斗は、今よりも一層、他人を寄せ付けませんでした。それこそ、一生誰も信用しないと決意するほどに。 


 翔太が最初に悠斗の殻を開き、固く閉じこもってしまいそうだった悠斗の心を、最後のところで守っていたのです。


 翔太が悠斗の心を開くことができた理由。


 もちろん、彼がいい奴だから、という理由もあります。


 しかし、自分にとって大切な女性がAV女優としてデビューしたという翔太の境遇が、悠斗の心に影響を及ぼしたこともまた事実です。


 それがしっかりと描けていたらな、と思います。


 しかし、この作品は女性が強いですね。


 冷たくされても悠斗の側に寄り添い続ける笑麻。


 翔太のためにAVプロダクションに突撃をかける綾香。


 もうちょっと頑張れよ、男ども!


 ということで、三章では悠斗が頑張る予定です。


 きっと、男を魅せてくれることでしょう。期待していてください。


 それでは、3章もぜひお付き合いください。


 香坂蓮でしたー。


 

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