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とりあえず、報告してみる。

「椿!どうだった??」

メールである。

どうやら昨晩気になった笹倉からメールが入っていたようだった。


「どんなゲームかやらないにしろ、やっぱりほら気になるもんだろ??最初の草原はやっぱりとかげか?スライム系か??それともワームとか植物とか…!!ちょっと調べようと思ったらさ、あのゲームまさかの攻略スレが外部にはないんだよ!ゲーム内の掲示板だけでしか確認できないなんて!!!気になるだろうなるんだよ俺はなるんだーー!!だから感想教えてね~」


似たようなメールが2通、想像にたやすく梅角と松島であった。

似たような内容に椿は少し楽しくなりながらも返事を打った。


「最初の草原ですか?とりあえずまだ町を出ていません。図書館があったのでそこでクエストを受けることになりました、古代語は読めるようなのでまずは頑張ってヴェルテュ語を習得して読める蔵書を増やしますね。今日は日本ヴェルテュ語辞典を片手に絵本を翻訳しました。なので戦闘などは一度もしていません、面白いゲームを勧めてくださってありがとうございます。」


松島は思った。

「椿ちゃんらしいけど…ヴェルテュって図書館あるんだね。」


梅角は思った。

「図書館って本読めるのか、良いなぁ…でも翻訳ってどんなイベント?」


笹倉は思った。

「日本ヴェルテュ語辞典は突っ込むべきだろう…和英と同レベ??」


 椿の返信メールに首をかしげつつも面白いゲームと言ってくれたことに目的達成を感じて、彼らはおのおののゲームを再開させた。


ギルド一番の誇り高い戦士にはなれないけど、少しでも強くなってやろうと野望を抱いて。

幸い、学校は長い長い夏休みに入ったのだから。


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