ユチオのきらきら
あるところに、毛むくじゃらの小さな妖精たちがたくさん暮らしていました。妖精の大きさは人間の手の平位です。
妖精達が暮らしている場所は星のかけらがきらきら降ってきてきれいな所です。
そこに小さな悪魔がやってきます。
悪魔は妖精の姿に化けて妖精達と一緒に暮らし始めました。そして1人、また1人とつぎつぎに妖精に近づくと、いじわるをしました。嫌がらせをされた妖精達は嫌な気持ちになり、つぎつぎに引っ越していきました。
小さな悪魔はいじわるがだいすきで妖精たちがいやがるとうれしい気持ちになりました。
出て行った妖精の1人にユチオという名前の生き物がいました。
ユチオはきらきらがだいすきです。
なので、じぶんで別のひとりで暮らす、ちいさな世界をつくり星のかけらをきらきらと降らせてみました。
ユチオはきらきらをたくさんあつめてかごにいれました。そしてそれを人間の世界におくる装置をつくり、そこに入れました。
きらきらは人間の良い願いや悪い願いを叶えるものです。それによって人間の生活が変わります。しかし星のきらきらはほんの小さなものなので願いごとも小さく長続きしません。
そこでユチオは時々人間をユチオのつくった空間に呼び出し、小さな星のかけらを使って願い事を叶えてあげました。
ただしユチオは妖精なので、気まぐれで、ユチオが気に入らないと人間の願いもじょうずにかないません。天使ならきちんと人間の願いを叶えてくれるのですが。
今日もユチオはかごに星のきらきらを入れて生活しています。
おわり




