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スルトが1080という前代未聞の魔力量をたたき出したことにより、クラスメイトは騒然としていた

リーフ先生もその数値に驚き、狼狽えているようだったが、まだ半分ほど計測していない生徒がいたため、再び魔力量の計測が始まった


「スルト君が凄すぎて、俺の200が霞むな、、、」

「スルト君の後にやる人ちょっと可哀想まであるな」

「スルト君かっこいい♡」


入学初日にしてスルトは既にクラスメイトの注目の的となっていた


残りの生徒の計測も終わったところで、次のテストが始まろうとしていた


「それでは、次に皆さんの魔法を実際に見ていきたいと思います。

運動場には結界が張ってありますので、思う存分に魔法を使ってください。

恐らく、学生のみなさんでは結界を壊すほどの力はまだないと思いますので安心してくださいね。

(1人を覗いてね、、、。不安だわ。)」


そうは言ったものの、リーフ先生はスルトの方をチラチラと見ていたため、1080もの魔力量があれば壊れてしまうのではないかと少々不安になっているのが一目瞭然だった




その頃スルトは、


(まっ、え、ままま魔力量1080?!え、1080??!?!くぁwせdrftgyふじこlp

俺命狙われたりしないよな??!??全然人身売買されそう。高値で売れるよ俺。金に困ったら内臓とか売ろうかな????)


顔には出していないが内心相当動揺していた


―――


「では皆さん、先ほど同様に順番に名前を呼ぶので得意な魔法を披露してください。披露する前に使える属性を、2種類以上使える人は得意な属性も申告してください。」


属性は全部で6種類あり、火、水、土、風、聖、闇属性である

そして属性魔法とは別に、固有魔法というものがあるがこれはまた別の機会に


生徒の魔法は、優秀な者が集まっているだけあり、中級魔法を使える者も何人かいた


魔法には初級、中級、上級、特級の階級がある

中等部ではせいぜい初級魔法がスムーズに使えれば上出来であり、実践的な授業や上位の魔法理論の知識によって高等部からようやく中級や上級の魔法が使えるようになるのだ


スルトが貴族の間で既に有名になっていたのは、中等部の頃から複数の属性の中級魔法が使えていただけでなく、世にも珍しい闇属性を保持していたからである

ほとんどの人間は火、水、土、風の属性であり、聖属性と闇属性は非常に珍しいのだ


先ほどの魔力量の結果もあり、スルトは皆から注目を集めていた


「それではつぎ、スルト君。」


「はい。使える属性は、火、水、闇属性で、得意な属性は火属性です。」


(どんな魔法を披露しようか。)


スルトは自分の魔力が強い自覚があったため、魔力の暴走や、周囲への被害を恐れて今まで全力で魔法を使ったことがなかった


初めて全力を出せることに興奮していた




本当はもうちょっとクールなんだけど、さすがにびっくりしちゃったみたい

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