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図太いから

作者: 花井真苗

注意!

暗い気持ちに駆られるかもしれません。気分が沈む話が苦手な方は、閲覧に気をつけてください。


 なんかもう、しんどくなっちゃったな




 誰かが言う。

「図太い神経だね。」

 ニコニコと、


「本当に、お前は図太いから大丈夫だよ!」

 眩しい笑顔で、


「お姉ちゃんは、繊細だからね。あんたは、ほら、図太いから心配ないよ。」

 家族も……


「そうかな?確かに!わたしは寝たら、次の日には忘れてしまうからね!」


 私は、返す。



 そんなことない。なんにちもまえ、なんかげつ、なんねんもまえのしっぱいとか、よるねるときにふとおもいだして、ぐるぐるしちゃって、さけびたくなって、ふあんにおしつぶされて……



みみをふさいだり、めをつよくつむったり。


これって、ずぶといのかな?










大丈夫、私は、神経が図太いからね。

大丈夫、心配ない。


だから、これは気の所為なんだ。

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