表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
何か書きたい。  作者: 冬の老人
98/352

エロとは2である。その5

さて色々グダグダやってきたが、つまるところには「2」を語りたかった。


2は基準となる1、被写体となる女を強調するための物。

直ぐに浮かぶのは衣類である。

単にエロ、を考えた場合は露出の激しい服が思いつくのだが拘り、フェチとして考えた場合、何かと着せたがる。

それは例えばナース服やメイド服のようなコスプレであったり、あるいは眼鏡だとか髪型、アクセサリーなどもその範疇に入る。

漫画などでも眼鏡っ娘と言われる類のキャラが眼鏡を外す事について苦言が出たり、

またAVなどでそうしたフェチのジャンルの作品では行為に及ぶ段階で全裸にしたりする事で低評価になったりする。

行為の面で見れば邪魔でしかない衣類や装飾品、無関係な髪型などなわけだが、コレがフィットネス動画のエロサムネでも同じように単に露出が多ければ再生数が増えるわけでもない。

ピッチリとしたヨガパンツ、レギンスといった物を穿くのが女のフィットネス動画では基本、と言えるくらいよく見かける。

しかし見る限りではホットパンツほどの丈の短さ、ハーフパンツ、そしてくるぶしまである長いタイプと様々だが丈が短いからと言って必ずしも再生数が伸びるわけではなく、むしろ長いタイプの物の方が再生数が多い気さえする。

しかしだからと言ってヨガパンツでもサルエルパンツのようなゆとりのあるタイプのシルエットが分からないものでは当然ながらエロ目的の者は好まない。


こうした事からヨガパンツに求められているのは脚のラインや動きは見たいが脚そのものは見たいわけではない。

これはどう捉えるべきか、というと穿いているヨガパンツと被写体の身体、それぞれの抵抗や反発がギャップを作っていてそれが2となっているように思える。


普段の生活では穿くには勇気がいるようなピチピチのヨガパンツの何がエロを掻き立てるのか。

十中八九、「食い込み」だろう。

実際コメントを見る限りそれを目的として見ている人間は多いし、明らかに食い込みを狙っているサムネが多い。

しかし、そもそもとして身体そのものを見たいのであれば手っ取り早くAVでも見れば良い。すぐにでも裸体が見える。

では食い込みとは何かというと衣類の締め付けとそれに対する身体の反発、双方の抵抗の表れだ。


1の被写体の時の話でも触れたが再生数が多い被写体のスタイルの良さとは点と点を結んだ線、その角度による。

だからこそ小さくて手足の短い身体だと絶対的なサイズ以上に角度がつけやすいため有利である。

ただそれでも点と点を結んで発生する角度が再生数に関係するというのは究極的にいえばやはり絶対的なサイズ、それも大きな物が好むということ。


いくら視聴者が大きな尻を好むとはゲームのキャラクリエイトのようにそう簡単に身体のサイズは変えられない。

しかし見る者に向けて本来の姿より大きく、あるいは小さく見せる事は可能。

それは日常生活でも着膨れ、着痩せ、そんな錯覚で発生している。

着膨れや着痩せというのは主にパーツではなく全身を見た印象であるがエロサムネにおいて強調させたい物がある場合、身体のシルエットを見せながら奥行きを作ることで目の錯覚を起こして大きさを錯覚させる。

その奥行きがヨガパンツなどのピッチリした衣類におけり、「食い込み」になる。

食い込みが大きければ大きいほど奥行きの現れであり、手前と奥の差が生まれるコトで実際より大きく見える。

逆に食い込み、奥行きが小さいと実際より小さく感じられる。


また食い込みだけではなく丈の長さも重要であり、ヨガパンツにおいては先程語ったように露出の多い丈の短い物より長いものの方が再生数が多い可能性について触れた。

これは見た目においてどうしても肌の色と生地の色で分かれてしまう。

「0」、つまり背景において鏡の話をしたがソレに近い話。

カメラを複数用意して様々な角度で写した物を分割して画面に出してしまえばそこには1と1の集まりがあるだけ。

鏡を置く事によって1の中に新たな視点が作られ、2となる。


身体を覆う衣類、この場合ヨガパンツだが、丈の短い物であればあるほど肌と生地で分割される。

そのため視覚的には尻と脚の凹凸で構成された下半身という2というものではなく生地に隠された部分と露出された部分で1と1に分けられてしまう。

膝ぐらいまであるハーフパンツタイプなら尻と脚の凹凸の2として構成が成り立つがホットパンツタイプだと完全に分断される。


またフィットネス界隈では脚の太さもまた重要だ。

尻の大きさとは脚の太さ、強靭さによって支えられている。

とはいえ脂肪が削ぎ落とされ、筋肉質なボディービル的な尻や脚は強さを感じてもそこに色気を感じる事は少ない。

勿論、脂肪だけの弛んだ脚では魅力的とはいえないし、仮にその弛んだ脚の上にやたらハリのある尻があったらどこか人工的な違和感を感じる。

ヨガパンツで脚全体を覆う事で筋肉質な凹凸を隠し、一方で弛んだ脚を一定の強さの締め付けで引き締める。

そのため腹回りなどを見るとやたらヨガパンツのゴム部分が締め付けていてボンレスハムのような状態の者も。

恐らくは単に締め付けの強い素材を着ているのではなく、サイズの小さい物を着ることで凹凸の食い込みを表現しているのだろう。

当然ながら動画としてみると動きも固いのだがサムネには動きがないためにあまり関係ない。


また、ヨガパンツの色で言えばやはりというか濃い色よりも薄い色、黒よりは白、赤よりはピンク、紺よりは水色というのが再生数が多い。

また柄の入った物より単色の物の方が食い込みが視認しやすい。

締め付けに対して身体が広がろうとする様子が見やすい。

エロ目的でフィットネス動画のサムネを語れば衣類についてはそんな風に言えるんじゃないだろうか。






要約すると露出が多いよりも食い込みが分かりやすい服装はフィットネス界隈だとサムネ釣りし易い、という事だな。あくまで個人の感想になるけど。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ