エロとは2である。その4
サムネの1となる被写体自身の身体の美しさを際立てるのが0と2。
背景と強調だ。
サムネで感じたのは被写体自身よりむしろこちらの2つが重要な気がする。
まず背景であるがエロという面ではどれだけ非日常と日常を際立たせるかが重要に思える。
ヨガ、あるいは筋トレでも専用の空間、トレーニングジムやソレに類する場所よりも普通の家庭の一室だったり、あるいは庭やベランダ。または公園等の空間。
筋トレをする場所で筋トレをしてもそれは普通。
本来なら筋トレとはかけ離れた日常空間、あるいは窓等で外の風景が見えるような外界との繋がりのある空間。
フィットネスをエロとして、つまり非日常として際立たせるために外界との意識の差が重要となる。
海外ではあの手のピッチリした服装が日本と比べると日常に溶け込んでいるのかもしれないが、道の往来でヨガや筋トレをするのは流石に奇行だ。
非日常を求めても、いき過ぎれば非常識として嫌悪感、場合によっては捕まる可能性もある。
日本でいうところの迷惑系とかと同じだ。
あくまで基準は被写体自身であり、被写体の非日常という側面を際立たせるための日常空間である。
ならば被写体の別の側面と対になる、比較となる物を置く。
そういう意味では筋トレなどでは鏡というものは物理的に別の「側面」を分かりやすく写しているという事で割と重要なアイテムだ。
筋トレの動作をする上では鏡の重要性というのは正直なところ自身はそこまで有効的だとは思わない。
限界かそれに近い重量や回数でやれば鏡の中に写る自分でさえ意識から外れる。
むしろ、鏡の中の姿を意識し過ぎる事で視線が固定され、トレーニングのフォームが崩れる危険もある。
あくまでウォーミングアップでフォームの確認に使ったり、あるいは身体の成長を見る事でモチベーションを上げる、維持するなど筋トレの前後の行動への重要度が高いように思う(個人的な感想)。
しかしあくまでエロ方面、と考えるなら重量やフォームもガチる必要はない。
カメラを固定して身体の正面から撮影している場合、鏡を置く事で鏡を通して身体の背面の様子をさりげなくアピールできる。
勿論、動画内では撮影者が別に居てグルリと移動しながら背面を写したりも出来るし2点から撮影して編集して画面を分割してしまえば鏡越しから覗くより明瞭である。
しかし移動させるのは静止画では無理があるし、分割画面ではそれぞれの独立した情報を並べているにしかない過ぎない。
そこにあるのは1が2つあるだけで2があるわけではい。
背景に鏡を置く事は同じ空間内で2を完結させる事ができる。
かといって四方八方が鏡張りの空間では空間そのものが情報過多。エロどころではない。
あくまで基準は被写体の女であり、その女を際立たせる背景であるべきなのだ。
色彩や明暗などについても同様で基本的に被写体を際立たせるために薄暗い場所、時間帯なら光が反射して見栄えのすり、白っぽい部屋。
逆に明るいなら濃い色の部屋。
その辺の写真関連の知識は無知だが基準を決めれば素人でも何となく見えてくる。
1を際立たせるため、奥行きとなるマイナス方向に一つ進めた0は環境。
サーカスにピエロが居ても怖くないが夜道にピエロが居たら怖い。
場にそぐわない異質さを「非現実的」の一歩手前、「非日常」の範疇で表現する。
さて1となる被写体、0となる背景、ラストの2となる1を強調させるもの…は次にしよう。
こういった話のときは数日後見返して自分で理解できるだろうか、と思いつつもとりあえず投稿してみる。