男女の性質を持つ者。その5
男女の性質のバランスを保つ。
その男女のバランスだけを保った存在がサイコパスとソシオパス、そしてアダルトチルドレン。(と、言い切ってはいるけとあくまで持論。)
とするとサイコパス気質が2つに対してとアダルトチルドレン気質が1つというのはバランスが悪いように感じられる。
個人的な解釈にはなるが先天的なアダルトチルドレン、というものはある。
それは錬金術、大いなる業の最後の工程ルベド。完成された黄金をバージョンアップさせて改良をしつくした工程。
つまりはそこで終わりサポートも終了した。
先天的なアダルトチルドレンとは「死を待つだけ」という状態。あるいは死そのもの。
死ねば男も女も関係ない。
だからバランスもへったくれもない。
ルベドからさらなるニグレドに進みたくても「次」は複数の力で成り立つ。
3分割。最低限3つのルベドが必要だ。
1つのルベドでは足りない。
地のルベド→固定化された物質。既存の物、過去の遺産。
水のルベド→流動する物質。変化する物。道筋。道理。
風のルベド→変化を示す性質。変化させる物。自ら動く物。
そしてニグレドからアルベドへ煮詰めるためにもう一つ必要だ。
火のルベド→熱意、拘りの性質。完成度を高めるための物。
前の代の4元素で括られるルベドでアルベドになったあとは陰陽のルベドが必要。
光のルベド→他者との繋がりを示す。他人に向けるためのポジティブな強み、美意識、価値観。
闇のルベド→他人から向けられる目。弱み、改善点、否定への対処。
そうやって新たな黄金、新たなルベドが完成する。
そしてそれもまだ次のニグレドへの材料になる。
アダルトチルドレンとは地のルベドしか与えられていない。
水がないから乾いて干からびて、風もないから変化もうまれない。
そんな場所に火はたたない。
忘れられた砂漠のような場所にはラクダぐらい強靭でタフな存在でなくては昼間の光と夜の闇に殺される。
サイコパスは4元素のルベドを与えられる。
だがそれゆえにニグレドをすっ飛ばしてアルベドに至る。
しかし常にアルベド止まり。
だから気付けば白銀は沢山あっても黄金は一つもない。
愛着がないから低コストで白銀を沢山作る能力は確立できてもそこから先のコスパの悪い領域には手を出せない。
その領域は他人から貰ったり、買い取る、あるいは共有すれば良い。
だからそのうち手元にルベドが無くなり、やがて人の物を奪って自滅する。
ルベドとは完成であり次の材料。つまりはアイデア。
アイデアが無ければ死ぬ。
そしてアイデアを持たないのは子供。
アイデアが枯れるのは老人。
アイデアから生産された物に執着するのは女。
アイデアを生産する事に固執するのは男。
アイデアに価値を見いだせないのはサイコパス。
アイデアを分け与えられるのは賢者。
アイデアから生産された物を分け与えるのは聖者。
アイデアを分け与え、生まれた物も分け与えるのは偉人。
可能なら分け与える側に成りたいもんだ。