男女の性質と四元素や陰陽(小話)
剣と魔法のファンタジーの世界において属性ってのは重要な要素だ。
特に有名な火、水、風、地の四元素、そして光と闇の陰陽。
四元素のみ、あるいは陰陽を加えて6つの属性を主な属性として設定しているゲームや漫画、あるいはこの小説家になろうでも使われているもの多い。
とはいえ、属性はあくまで属性。
その作品の中で「魔法」だったり「スキル」だったりと様々な呼び方があるがあくまでも道具であり、それを使うのは作品の中で動き回るキャラクターだ。
そのキャラクターと属性の相性、バランスというのが読者を納得させる上で重要となる。
その一つの要素として男女の持つ性質とそれぞれ属性の持つ性質が鍵となる。
男の心技体の性質、女の心技体の性質の6つの項目。
そしてそれぞれの属性の持つ3つの側面を照らし合わせる事で納得出来るようになるのではないか、と考える。
火水風地、そして光と闇の6属性だがこれを男女の性質に分ける。
そうすると四元素は火と風が男。水と地が女。
陰陽では光が男、闇が女となっている。
コレはエッセイを書くにあたって自分もこれまで考えてきた性別の性質に属性を当てはめた結果、同じになったし、実際調べて見れば答えは同じだった。
細かく知りたいならwikiでもそうした本でも見ればいい。
とはいえ自分の考えた答えが調べて出てきた答えと同じになったものの専門的な用語に複雑な話が出てきてチンプンカンプン。
なのでもっと分かりやすい話で考えてみる。
まず四元素。
何故火と風が男の性質なのか。
共通点は何か、というと「物質として存在していない」という事。
火、というのは燃えているという「状態」だし、風というのも空気が動いている「状態」。
そしてそれは動いている、変動している、という男の性質と近い。
逆に女の性質は水と地。共通点は「そこに物質として存在している」
水も地も外部から力を受けて形を変えたり、移動したりするが自分からは動かない。
安定、停止といった性質は女の性質と似ている。
では光と闇は?というと光はエネルギーであり、動き回る。
逆に闇は何も無い。何も無いから動きもない。
だから光と闇はそれぞれ男と女。
だからどうした?と言われればそれまでなのだが例えば漫画やアニメで「この能力、強いと思うんだけどなんか強く見えないんだよなぁ」とか「この力、スペック的には弱いと思ってたけどなんか強く見えるなぁ」みたいな想定以上、あるいは思っていた程強くない、というギャップというか予想外、といった描写の感覚はあると思う。
そしてその描写に対して「納得」できる、できないという感覚もそれぞれによって違う筈だ。
勿論それらは漫画やアニメなら作画の技術であったり、小説なら言語化とその表現力も大きく関わる部分でもある。
しかしこの男と女の性質と属性の性質を天秤に掛ける事でもそこに読者にキャラクターの動きに予想外のギャップを与え、納得させられるのではないか。
あるいはそれを逆手にとって納得しにくい違和感を残す事で布石として描く事も可能性としてはありえる。
そして読者側視点でもそれを理解すればゲームや漫画作品の考察とかでも違う見方が出来るような気もする。
BLE○CHとかの考察まとめ動画みたいなのがオススメに出てきてなんとなく不遇キャラの違和感とか思い当たった節があったから書いてみた。