女はなぜ優しい男より不良男を選ぶのか。
知ったような口を聞くな、というのはひとまずわきに置いておき。
明るくスポーツマン、そんな絵に描いたようような男がモテるのは分かり切った話。
今回のそれは
「大人しく優しい男」が何故「粗野なヤンキー男」よりモテないのか、という話。
なんかの切り抜き動画で女が自分自身、明らかに不幸になると理屈では理解しているのに好きになるのは不良の方で意味が分からない、と。
自分の考えた結論としてはマザコンかつファザコンだから。
この場合のマザコンは男のように母親を求める意味合いのマザコンではなく、母親に対する劣等感。
女の場合の母親像に対する劣等感。
以前、何故マザコン男が嫌いな筈の女がどういう流れでマザコン男を作る母親になるのか、という事を考えた話を投稿した。
そしてマザコン気質な父親が母親と娘が争いになったときにどちらを肯定するか、という話が重要だ、と語ったことがある。
どう考えてもその時の状況を公平に見定めてジャッジするべきなのが正しいが父親の気質の違いで公平に見定めることなく、母親か娘、どちらか一方を肯定する。
公平にジャッジ出来なければその後のフォローも曖昧になるから結果的にどちらもそんな父親をのようにならないように強制的な教育をしてマザコン男を育てる母親へなりやすい教育となると言う考えだ。
この場合、優しい男より不良男を選ぶのは問答無用で父親から可愛がられた娘だ。
不良男と言うのは女の扱いを分かっているから、と言うのがある。
それは男が女を本能的に求めているという理由もあるし、更に経験値としての上手さもある。
優しい男も好きな女に対して優しくはするが、経験値的な不足もあるから不良に比べて女に対しての優しさ、つまり自分に向ける甘さが弱い。
加えて自分以外に対しても優しい。だから特別感がない。
その特別感と言うのが父親から向けられた問答無用で肯定された経験。だから一つの要因がファザコンだと結論づける。
そしてマザコン、母親像へのコンプレックス。
問答無用で父親から肯定されてきたと言うことは逆に母親は否定されてそれを我慢してきた、と言う事にも繋がる。
父親が自身の前に立って庇ってきたために母親に対して見下す気持ちとそんな状況でも母親で居続けた強さへの恐れがある。
優しい男と言うのはいうなればマザコンの一つの形ともいえる。
優しい男を通して背後に見えるその男の母親に恐れを抱く。
何故なら自身と母親の前に立つ男はもしも何かトラブルがあってパートナーである自身と男の母親を選ぶ選択肢を突きつけられたらどちらを選ぶか分からないから。
だから背後に見える母親の姿が濃い「優しい男」 よりも薄い「不良男」を求める。
そして結局苦労する。
この場合、女が求める自分を特別扱いしてくれるそれとは父親から受ける扱い。
一方でその特別感を与える男の方はと言うと本能的な性欲を向けるためで父親代わりになるつもりはない。
加えて言うなら見た目から受けるマザコン気質が薄いイメージ、と言うのは裏を返せば幼少期に母親からの安心感もまた得られていなかった事にもなり、マザコン気質が内面に潜在している場合もある。
自分が見た動画では喋っていた女が「優しい男の人は女の人の扱い方が微妙。だから女は不良男を選ぶ」と結論づけており、技術的な面で「優しい男の人がもっと経験を積んで女の人の扱い方を学んでくれ」としていた。
それが間違っているとどこかで感じているからこその「理屈では不良男を選べは不幸になると理解しているが、なぜ優しい男を選べないのかわからない」につながる。
長々語ってみたが要約すれば優しい男を選ばずに不幸になると理解しながら不良男を選ぶのは特別扱いをトオして仮初めの父親像を求めていて、「まだ成熟していない」と言う事だ。
身体自体は成長し、夏の盛りにある。
しかし精神的には成長途中の春。それは父親が娘と母親と対峙させずに、割って入り娘に向けて一人前の女だと可愛がったから。
あくまで自分の考えてみただけなんだけど、もしかしたらそういう場合もあるんじゃないかね、程度に。
※個人的な感想です。
ってのになってはしまうのだけど。