嫁姑問題の話
以前の男のメンタルの話で少し触れたが女は親子でコミニュケーションを取る機会が男同士の親子より長い。
そして現代の女同士の親子が「異文化交流」であり、「先輩後輩」の関係ではない事を語った。
あくまで「個人的な考え」ではあるが。
さてそれのおかげで起きる弊害が「嫁姑問題」である。
どちらも女としての「上下関係」が互いに同列、なんなら自分が上だと思って争っている。
嫁いだ男に「選ばれた」という自負の嫁。
その男を「産んで育てた」という自負の姑。
ここでの勝敗が人として成長するかしないか、はおそらく殆どの場合あり得ない。
何故なら「互い」に精神的な物が既に成熟期にあるから。
そう、お互いに「夏」の季節。
嫁姑問題は姑が年齢が40か50か、あるいは60代の可能性もあるが未だに「嫁」の気分でいるのが問題の一つ。
精神的に若いつもり、老いを認められない。
しかし肉体的にはしっかり歳を取り、社会的にも姑という立場。
何故こんな状態なのか、というとそれはアンチエイジングやら若返りなどの肉体をケアする技術が発展した事もあるが一番の要因はそれぞれのパートナーの「男」。
嫁姑問題が問題となる前に対処してしまえる。
それは姑に対して息子である「男」がしっかり対処すればいいし、そうすれば嫁は男を信頼する。
同時にそれについて傷ついたり激昂した姑を癒やし、なだめるのが姑のパートナーの「男」。
昔から続く「マザコン」許容、そして「家庭の問題は女の仕事」の考えの弊害が嫁姑問題に達する。
さてそれぞれは良い大人だからどうとでも対処できる。
対話して解決方法を見つけたり、離婚するなり別居するなり好きにすれば良い。
問題はその悪意というのは家庭で一番弱い「子供」に降りかかる、という事。
嫁と姑の争う姿、そしてそれに戸惑う子供の父親、無関心な祖父の姿。
それだけでも子供には悪影響だ。
問題はその後の展開がどう転んでも更に子供の被害が大きくなるということ。
「女は子供を産めば母親になる」
しかし即座になるわけではない。
あくまで男より早く、というだけだ。
この嫁姑問題は解決せずに放置すれば「女」から「母」になろうとしているのをブレーキをかける。
そうなれば子供が娘なら同じ女として敵になり高圧的になる。けれど娘には姑に刃向かえないものの一応父親がフォローに入る。
しかし息子に対しては不甲斐ない旦那の代わりに自分を不幸から救ってくれる「白馬の王子様」を求める。
だから母親は息子に尋ねる。どうすればいいのか、と。
勿論そんなもの、息子が答えられるわけがない。
母親もそれは理性では分かって入るし、子供の言葉がどうであれ、そのまま実行に移すわけもない。
だから息子は心に傷を負う。
尋ねられた子供にはどうすることもできない責任を押し付けられた。
それに答えられなかったら子供は母親に何も出来なかったと自分を責める。
子供の精一杯の助言を母親が実行に移さなかったら求められた「男」 としてのプライドに傷がつく。
もしも実行に移されたら責任に押しつぶされる。
どうやっても失敗しかない答えの問いかけ。
大人が子供に甘えればろくなことにならない。
結局のところ、経験論でしかないけどね。
つまり自分もまだまだこうやって整理していってる途中。
そこまま自分の中でまとめて終わりでも良いんだけどね。
どうせなら、と言う感じで投稿してる。
考え方の足しにしてくだせぇ。