母性神話 ある動画についての考察 動画の内容
最近、「基準」のテーマを考えつつも気になって見ていた動画、そしてその動画の感想があった。
動画は「女叩きをするのが好きなクラスメイトが母親すら女叩きの対象にした結果、離婚して見捨てられていた」というネットの掲示板に書かれていたものをまとめて動画化したもの。
自分は「女が嫌い」とはいえ、ツイフェミのようなあからさまにコチラを攻撃する意図がない限りは「人」として基本的に接する。
コレは別にネットに限らず現実社会でも同じ事だし
当たり前の事だ。
女叩きなどで心が満たされるわけではないし、あまり見ていて気分が良いものではない。
とはいえ目に入った一年以上前に投稿されていたその動画が5分程度だったので何となく見た。
自分の結論としては「コレは女叩きをしている子どもより、離婚して出ていった母親に問題がないか?」というものだった。
掲示板に書き込んだ人間はその女叩きが好きなクラスメイトとは家が近い、所謂幼馴染であり、昔からクラスなど一緒だったという。
そしてその女叩きが好きなクラスメイト、「A」は陰気であり書き込んだ人間は幼馴染であるが仲は然程よくなかった、と語る。
そして小学校6年になると突然女叩きをはじめ、ネットにある代表的な女叩きの文言「女は人生イージーモード」「専業主婦の癖にロクな家事も出来ない」といった言葉を発し、さらにワルぶって傲慢な態度を取り始めた。
そして突然学校に来なくなり、しばらくして唐突にやっと戻ってきたと思ったら「父親のモラハラ(近所の知り合いの協力で証拠もある)とソレによって鬱となり耐えられなくなって離婚。またAについても女叩きで母親を攻撃していた事で母親は拒絶した」という。
Aには弟がおり、父親はA、母親は弟を引き取って離婚となったという。
そしてその後のAは女叩きをする前の陰気な性格になり、大人しくなった。
それから月日が流れ、Aと掲示板に書き込んだ者も中学生となり修学旅行でたまたまAの元母親と弟と遭遇した。
Aは母親に気づくと駆け寄り、Aが近づいてきた事に気付いた弟は「兄ちゃん」と言った。
するとAは母親に対して「ママ!」と叫んだ所、その母親は思わず「うわっ…」という反応だった。
するとAはうなだれてしまった。
5分程度の動画なのでコレでストーリーの殆どだ。
タイトル通りではある。
自分としても女叩きは肯定するつもりはない。
しかし、色々考えていくと「Aは母親に対して女叩きをしたから見捨てられた」のではなく、「離婚前から家庭内で孤立状態であり、母親から捨てられている状態でモラハラ気質の父親に同調しなければならない状態に陥っていたのではないか」というのが自分が考えた結論、仮説である。




