男の内面その4
母親と娘のコミニュケーションが「女」としての先輩後輩ではなく「異文化の同性」となり、そこに父親という男が介入する。
そこでトラブルがおこり、母と娘が衝突した場合に父親がそれぞれ同じ女として、同じ人間として扱い正確にジャッジできれば問題ない。
トラブルでどちらを正解、不正解としても何ら問題ない。
母親を選べば娘はその場で拗ねるだろうし、娘を選べば母親側が拗ねる。
しかしジャッジにちゃんと理由があるなら堂々としてその後のフォローとそしてどちらにも戒めするのが父親の役目だ。
だが父親がどちらかに肩入れしていた場合拗れる。
問題を起こしたくない父親はどんなトラブルか考えるより前に母親側を庇う。
家事、育児、場合によっては仕事やあるいは介護など任せっきりのタイプの父親はコレになりがち。
家庭内の問題には首を突っ込みたくないから家庭内で強い権利、能力を持つ母親の顔色を伺う。
つまりはマザコンという事だ。
その後娘に形だけのフォローをしようが軽蔑されておしまいだ。
だからその娘は父親がマザコン男で自分が娘だから見下された、となるとその娘が成長して母の立場になった時、息子に対して「立派な男になってもらうため」と言ってマザコン男にならないようにと束縛的な教育、「マザコン男」への教育を施す。
一方で逆に娘を庇う父親は正直、短絡的な馬鹿だと思う。
家事などの役目を行う母親を無碍にすればその場では娘は気分がよくなるがその後、仲直りした母親から父親の陰口を言われるかもしれないし、或いは娘が母親の様子から我慢しているのを察するかもしれない。
だから息子をそういった馬鹿な男に育てたら、その息子が結婚して嫁姑となったときに自分をないがしろにするかもしれない。
そこまで詳細に考えなくても馬鹿な父親を反面教師にして息子を束縛して教育。
思考や行動基準は違えど結果は同じ「マザコン男」を製造する母親の完成。
だから日本の場合、海外から急速に色んな仕事や文化、価値観が入ってきた段階で庶民がコレにちゃんと向き合わずにいたおかげでドンドン拗れていって最早「卵が先か、鶏が先か」状態。
家庭内の問題は女の仕事、と家庭内の問題から逃げたマザコン男が先に悪いのか。
それともマザコン男にならぬように、と「あなたのため」「立派な男に」とマザコンを製造していった強権を振るう母親が悪いのか。
そのとばっちりが今煮詰められ、可視化されて「毒親」となってると思うのよね。
また「毒親」っていうワード出しちゃった。
一応、一度終わった話だからあんまり何度も出したくはない。
ドンドン脱線しそうだからね。