男の内面その3
男の子は現代においてそのコミニュケーションを男の親、つまり父親と取るのが難しいから女の子に比べて成長が遅い、のだけど男親ばかり責任を追求してもアレなのでそれ次は女の親の影響はどうなのか。
基本的には男同士の親子は中々に強引なコミニュケーションを取ることもある。
それで精神的、場合によっては肉体的にも傷ついたりするのを癒やすのが男の子にとっての母親の役割。
ただ、父親の場合もそうだが母親の場合も賢者でも、敗者でもなく勝者だったら?
単純に母親、つまり女性は男性よりも子供の頃から両親とコミニュケーションを密にとってきた。
父親が息子から距離を置く年頃に娘として母親とコミニュケーションをとってきたという事。
よく「女の敵は女」と言われるがこの教育過程で程度の差こそあれどコレが発生する。
ここで娘は能力、経験、成熟度、どれをとっても本来母親に負ける。
しかしそれは同じ尺度のみなら、という事に限られる。
年単位で価値観が変わる現代において20年前、30年前の知識や経験、価値観が通用しない。
ファッション、文化、勉強、そういったもの全て変化する。
だからそれらを比べるには難しくなり、現代では勝負にすらならない。
数年前から取り上げられる「友達感覚の母親と娘」となるのはそういう異文化交流するからだ。
勝負にならないなら賢者と勝者も敗者も居ない筈。
じゃあ何で勝負か、となるとそこが「父親を挟んでの女の対決」となる。
別に父親と性的な行為をするとかそういう話ではない。
様々な場面で母と娘が衝突した時、父親がどちらに味方するか、という勝負。
本来なら「母親から女としての強かさを学び、父親から安心感を得る」のだが、時代的にそもそも母親から女の強さを学ぶ事が減ったため、父親という男がどちらを選んだか、て正しさを決めることになる。
傍から見れば訳がわからない勝負だがここでの勝負が後にこの娘が母親になった時、そして男の子が年頃に成長したときに息子に対して「癒やし」を与えられる母親となるか「重荷」を背負わせる母親となるかに影響を与える。
勿論だけど男親の話の時もそうだけど家の外の人間関係とか無視して語ってるので。
あくまで家庭内での話という事で。