『何度も、自同律について』・・・『詩の群れ』から
『何度も、自同律について』・・・『詩の群れ』から
㈠
自同律は、俺は小説や詩や思想の中で、多用しているな、だろうだ。
だろう、それはまた、降雨なことでもあり、幸福なことでもあるんだ。
だな、不可思議だよ、俺が俺だということは。
そうだろう、何度も、俺は問答するんだろうだ。
㈡
そして、小さな百姓になってだな、土地を耕すんだろ、え?
だろうだ、居ない景色にも、慣れるんだよ、時間が経てば。
そうだろうだ、訳のわからないこの、詩の群れとかいう、詩の群れの、無力感よ。
だろうだろ、おかしな風景で、不自然勃発だろうだろうだ。
㈢
だろうだろうだ、つまりは、何度も、自同律についてってことで、ほとんど自同律について述べなかっただろうだ。
だろうだろうだおるだ、お前はもう、俺もお前も、混迷の中に居るんだよ、知ってた、だろうだ。