【1波】波の銃声
「俺は…海が嫌いだ…」
俺の名前は冰、恐らく普通の高校生ではない…
まず、俺はほぼ引きこもりだ!
(胸貼って言うことではないと思うが…)
だが、友達は普通にいる。別に不満はないんだ!
…目が水色なのを覗いて…ね
もちろん、カラコンを入れてる訳ではない!
産まれつきで水色だったし、それで虐められたわけでもない。
事故があってね…って、辛気臭い独り言はやめよ…
で、俺は今夏祭りに来ていてさ。友達に呼ばれたんだよ…
その理由が、この射撃の屋台よ。
最近、俺に射撃の才能があったことがわかったんだ!
だからなんだ!って話かもだけどさ…はは…
龍太「さぁ!スナイパー!やっちゃいな!」
冰「任せろ〜!」 ばんっ!
龍太「ナイッショー!」
並んでた物の中で一番高そうなのを落としたら店主が機嫌悪そうに景品を渡してきた。
冰「な〜んだよ感じわりぃな…」
影彪「腹へったし、たこ焼きでも食わね?」
冰「10個入りな。俺も腹へった」
龍太「はいはい、スナイパーさん」
ドォォォォォォォォォォォォン!!!!
冰「…は!?」
マジでびっくりした!心臓飛び出たかと思った!
龍太「あれ海の方だよな?いってみないか?」
冰「冗談じゃない!!今すぐ逃げ…」
なんで…空に水が… その直後俺の体は動かなくなっていた…
ものすごい激痛で気絶しそうだった…
波だ…バカでかい波が来ていたんだ…
そんな事を考えてるうちに俺は水の中にいた…
俺を連れていく感覚を残して、俺の意識は水に溶けていった…