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Happy ending  作者: deux
4/7

少し、昔の話をしようか


昔々、とある国の王子がいた。

ある月の美しい晩のこと、王子は船から落ちてしまった。

不意にだったのか、家来も誰も彼を助けることが出来なかった。

いや、助けなかったのか。

しかし、それを一人の人魚が助けた。

二人は恋に落ちた。

二人は愛し合っていた。

しかし、王子は人魚の愛を受け入れることはできなかった。

隣国の王女との政略結婚が決まっていた。

彼は守らなければならないものがあった。

だから彼女を一番にすることは出来ない。


そう言い訳をしていたのだ。


気づけば彼女はいなくなってしまった。

国中どこを探しても見つからない。

私は何度も何度もあの海に向かった。

そうしたら、彼女が出てきてくれる気がして。


ある夜、月が綺麗な夜、私はまた海に行った。

そこには一人、人魚がいた。

泣いていた。

私を見て、その人魚は怒りをあらわにした、しかしそれを抑え語り出した。


人に恋した哀れな人魚姫の話。


彼女は、人魚姫は泡になって死んでしまった。

私のせいで、幸せになれなかった。

今更悔いてももう遅い。

しかし、人魚はもう一つ教えてくれた。

どんな願いでも叶えてくれる魔女の話を。


私は、決めた。


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