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1.気付いたらそこは…。

閲覧、ありがとうございます。





(眠い…。ものすごく眠い…。)


でも、寝るわけにはいかなかった。

だって…、“少女”が居たのは…。見覚えもない森の中だったから…。




▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼




この日、少女…森乃もりの ひかりはいつもの時間に起き、いつものように片道1時間以上かけて通学する、いつも通りの日常を送っていた。



「今日も疲れたなぁ…。」



そして、そう言ってため息をこぼしてしまう程、彼女は疲れていた。


今日、だけではないが片道1時間以上かかる通学。

それは多少慣れてきたとはいえ、どちらかと言えばインドア派で、積極的に体を動かすよりもゲームの方が好きな彼女からすればなかなかハードな道のりだった。



「…あぁ、ゲームしたいー!」



そう、少女はついつい叫んでしまう。

だが、今の自分にはそんな余裕がないことは分かっている。


けれど最近、新作のVRMMORPGが出たのだ。しかも、生産職と戦闘職が両立出来るタイプのゲームで、組み合わせは自由。しかも、補助職まであり、心ゆくまでゲームの世界を堪能出来る仕様なのだ。


そんなゲームを、ゲーム好きな彼女が我慢出来るだろうか?否、出来るわけがなかった…。



「今日こそ!今日こそは…!

私はゲームをする!」



そうして、ゲームを我慢出来なかった少女は、明日は学校が休みだから。と心の中で言い訳をしてゲームの世界に旅立った。筈であった……。異変に、気付くまでは。




▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼




見覚えのない森の中で彼女は思い出していた。”私はゲームを起動して、キャラメイクもして、戦闘職も選んで、ゲームをスタートさせた”筈だと。そう…、キャラメイクをしたのだ。

素の彼女は黒髪で肩につくくらいの長さで、黒目。

でも、今の彼女はミントグリーンの髪で腰に届くくらいの長さで、その瞳は蜂蜜を思わせる様な金色だった。だから彼女も、普通にゲームが始まったのだと思っていた。


自分が居る場所が、公式サイトに書いてあった場所や、友達から聞いていた場所とは全然違う場所だと気付くまでは…。



(眠い…。ものすっごく眠い…。)



でも寝るわけにはいかなかった。

相変わらず、彼女が居るのは、スタート地点では無いはずの森。

バグかとも思ったが、再度転移する兆しもなく、ログアウトしようにも出来なかった。


そして、1度死ねば中央都市で生き返るのだからそれも手かと思ったが、嫌な予感がした。

死のうとすると、死に対する恐怖がある。…それは普通、かもしれない。

でもゲームなら、そう、ただのゲームなら、ここまで怖く思うはずがないのだ。



「ここは、本当にゲーム……?」



そう少女は思ってしまった。


だが、そう思った所でどうしようもない。

どうしようもないのだが、彼女にとって幸いだったのは、ゲームのメニューのようなものが見えていることだった。





次話は、もうちょっと主人公が動いてくれるはず…。

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