表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/28

VS蜘蛛

 ―――ヤダヤダ、マジありえないからキモいからムリだから。


 財宝?

 知るか! んなもん逃げるのが先だわ!


 私だって素早くなっているんだ。蜘蛛相手でも逃げ切れる筈。


 …………チラッ。


「――キシャアァアアア!!」


 ――いやぁああああ!?


 蜘蛛野郎はピッタリついて来ていた。

 後ろを見たら思いっきり威嚇されたし。

 足めっちゃ動いてて怖っ!


【熟練度が一定値に到達しました。『身体能力上昇Lv6』が『身体能力上昇Lv7』になりました】


【熟練度が一定値に到達しました。『敏捷Lv3』が『敏捷Lv4』になりました】


 ――うぉおおおおお! 走れ私ぃいいい!





 その後、約三十分間命がけの鬼ごっこをしていたけど………無理でした。


 はい、皆さんおはこんばんちは。

 皆様のルーナです(キラッ☆)


――むしゃむしゃ。


 ちっとも楽しくない鬼ごっこを続けてたんですけどね。

 いやぁ、素早さはほぼ同じで永遠に続くかと思ってたんですけどね。


――バリボリむしゃむしゃ。


 蜘蛛が意外と賢かったのか、鎌で地面を叩きはじめて岩が飛んできたんですよ。


――むしゃむしゃ。


 その岩が見事に足にヒットしまして、私の足が弾け飛んだんですよ。


――むっしゃむっしゃ。


 片足で充分に動けるはずも無く、前のめりに倒れたところを呆気無く捕まって捕食されております。

 しかも、絶対に逃げられないように胸を鎌で刺されてるし。


 ……別に痛くはないけど自分の体が食われるって嫌な感覚だよね。すでに体半分は食われて蜘蛛の腹の中に入ってるし。


 そろそろ頭食われるかなぁ。


――むしゃむしゃごっくん。


 ――あ、死んだ。



【死亡を確認しました。器の再構築を開始します】


【『物理耐性Lv2』が『物理耐性Lv3』になりました】


【『斬撃耐性Lv2』が『斬撃耐性Lv3』になりました】


【新たなスキル『打撃耐性Lv1』を取得しました】


【新たなスキル『刺突耐性Lv1』を取得しました】


【器の再構築に成功しました】



 ……はぁ、食われて死ぬとか最悪だわぁ。しかも蜘蛛に。


 ――ってか、ここ何処よ? 暗いし湿ってるしベチャベチャだし、なんか嫌な予感する。


『魔物の死体』『財宝』『第二層のボス』『ボスの体内』『溶けかけた魔物の死体』


 ――ちょっと待てぃ!





 ………よし、落ち着いた。

 そりゃね、食われたんだから蜘蛛の体内で復活しますよね。


 ちなみに私のステータスも上がってるよね。

 見なくても凄い事になってる自信あるよ。

 前回はステータス値が全部ニ倍になってたから今回もニ倍されてるんだろうなぁ。



『リビングデッド Lv6 名前:ルーナ


 ステータス

  HP:675/675

  MP:159/159


  筋力:480

  魔力:318

  物理耐性:324

   ・斬撃耐性:282

   ・打撃耐性:162

   ・刺突耐性:162

  魔法耐性:255

   ・炎属性耐性:33

   ・水属性耐性:120

   ・風属性耐性:240

   ・聖属性耐性:153

   ・闇属性耐性:120

  敏捷:687


 スキル

『痛覚無効』『疲労無効』『状態異常無効』『鑑定Lv4』『身体能力上昇Lv7』『腐敗Lv4』『日光耐性Lv3』『敏捷Lv4』『聖属性耐性Lv2』『恐怖耐性Lv2』『物理耐性Lv2』『斬撃耐性Lv2』『魔法耐性Lv2』『風属性耐性Lv2』『禁忌魔法Lv2』『先読』『腕力Lv3』『探知Lv3』『麻痺毒Lv4』『射撃補正Lv4』『毒霧Lv7』『MP自動回復Lv5』『毒強化Lv3』『状態異常付与Lv3』『打撃耐性Lv1』『刺突耐性Lv1』 』



 私の思考は停止するのだった。



      ◆◇◆



 ――ハッ! 私は何を? ここは何処!?


【第二層ボスの体内です】


 まさかの天の声!?

 意外すぎてビックリ! って、そうじゃねぇ!


 ……やっぱり蜘蛛の体内なのか。

 じゃあ早くここから出ないとね。……地味に私の体が溶けてる気がするんだよね。


 腐敗で触ってればそのうち腐るんだろうけど、また耐久戦という事にテンション下がる。


 だって何もしないで待ってるだけなんて楽しくないじゃん。



〜一時間後〜


 ――外だぁあああああ!


 いや、迷宮の中だけど………。

 そういうんじゃなくて、やっと蜘蛛の体内から出ることに成功したよこんちくしょう。


 その蜘蛛はというと私の後ろでピクピクと痙攣してる。

 体の半分が腐ってても息はあるみたい。無駄にタフな蜘蛛野郎だな。


 ――さてさてぇ、お前にはどうやって死んでもらおうかな?

 あまり気が乗らないけど食べてやろうか。こいつも私の事を食いやがったから仕返しだ。


 まずは硬くて食えない鎌を力いっぱいに引き千切る。蜘蛛が断末魔をあげるけど気にしない。


 意味が無いけど、沢山ある気持ち悪い眼を潰す。濁った緑色の液体が体にかかる。

 うえっキモッ! おええええ!


 ……さて、やりたい事はやった。

 それでは皆さんお手々を合わせて――実食!!



 ………不味かった。生の部分はクソ不味かった。

 なんで腐っている部分が美味しいんだよ。意味分かんねぇよ不死の体。


 というか蜘蛛食べちゃったよ。自分の行動にビビるわ。

 人生最大のトラウマになりそう。……あ、人生終わってるんだった。


【新たな称号『捕食者』を取得しました】


 ………あ、はい。ありがとうございます。



【経験値が一定値に到達しました。『リビングデッドLv6』が『リビングデッドLv7』になりました】


【『リビングデッドLv7』が『リビングデッドLv8』になりました】


【『リビングデッドLv8』が『リビングデッドLv9』になりました】


【『リビングデッドLv9』が『リビングデッドLv10』になりました】


【最大レベルになりました。『進化』が可能です。

 コープス/リッチ】


【熟練度が一定値に到達しました。『腕力Lv3』が『腕力Lv4』になりました】


【熟練度が一定値に到達しました。『腐敗Lv4』が『腐敗Lv5』になりました】


【『腐敗』が最大レベルになりました。『腐敗Lv5』が『腐滅Lv1』になりました】


【スキルポイント200を獲得しました。現在のスキルポイントは450です】



 ……ア、ハイ。アリガトウゴザ――って、ぇええええええ!?


 『リッチ』に進化出来るの!?

 眠すぎて更新してから寝るの忘れてました。

 多分、今日の深夜に竜生更新します。


 なぜか5話って書いてました、正しくは7話です。

 どうした俺の頭。疲れすぎて話数も間違えるとは………

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ