レストラン戦争
初投稿です。ちょっと面白い夢を見たので不得意ながらも文章にしてみました。
※初心者が書いたものなので大変読みづらいと思います。ジャンルはよくわからないのでその他にさせて頂きました。
今日は仲の良い友達と2人でちょっとお高めのレストランに来た。
私が「どの席が良い?」と聞いたら友達は「景色がよく見えるとこがいいな。」と答えた。
「あ、じゃあ、あそことかどう?」レストランに入ってから一番奥の窓の近くの席を指差して言ったら友達は「お、いいね!景色ビュー景色ビュー。」と謎の歌を歌いながら席についた。それに釣られながら私も席についた。
「何を頼もうか」そう友達に言った瞬間に背後から「バタン!」と大きな音がし、びっくりして後ろに振り返ると10代前半くらいの少女3人が立っていた。
なんだ、扉を閉めた音か・・・もっと静かに閉めれないのか?などと考えながら友達とメニューを決めて店員を呼んだ。
一瞬で料理が運び込まれ、「早くていいね、このお店。」と適当に会話を交わしながら料理に手をつけようとしたその時、またしても後ろが騒がしくなった。
無視して料理を食べようにも気になって後ろを見たら先ほど入ってきた少女3人がなにやら入口の近くの席の客ともめている。
友達が小声で「うわっ、嫌だなあ・・・」と言ってるのが聞こえ、「まあとりあえず食べようか。」と返した。
少しして店員が少女らに注意してるのが聞こえた。注意というか、なんというか・・・。
「あなた方のような迷惑な人達はお客様ではありません、早くお帰りください。」みたいな事を少女達に繰り返し言ってた。
気になってチラチラ見ていたら少女3人の1人が私が前住んでいた家の近所の子で、小さい頃はわりとよく遊んでいた子なのに気付いて汗がにじみ出てきた。
”このレストランにふさわしくない人は追い出す”みたいな言葉が聞こえたあたりで「どうしよう、あの子が私と知り合いだって言ったら私達も追い出される」と不安になり汗が止まらなくなった。とにかく後ろは見ないように、自分だと気付かれないように、そんな事を私が考えていたら友達が「本当にうるさいねー。まったり食べようと思ってたのにさ」と言って背伸びをしていた。
気付かれたらどうしよう!どうしよう!と焦ってしまい注意しようとしたが声を出すのも怖く、人差し指を口の前で立てて「しーっ!」と彼女に言った。友達は「う、うーん?」と言ってまた料理を食べ始めた。
自分もデザートに手を付けようと思いナイフをフォークを手に取った瞬間、少女3人が私達の隣の席の方へ行ったのに気付いてまた汗が止まらなくなり、どうしようどうしようどうしよう・・・そう思っていたら
「あれっ!○○ちゃんじゃん」
ついに少女に声をかけられてしまった。ふと涙が出た。
店員さんに「お客様達もこちらの人達の知り合いですか?」と言われ、どうしたらいいのかわからず黙り込んでいたら後ろの客が少女らに怒鳴り始めた。
店員さんが呆れたように「仕方ない」とため息をついた途端にレストランの外の廊下に全員ワープした。
「えぇとですね、迷惑な客はこのレストランにいりません。それで今からお客様同士でがんばってもらいます。そこで生き残った人だけこのレストランに入れてあげますよ。それ以外は”迷惑な客”ということでお帰りいただきます。」
友達を含めさっきまでレストランにいた客は店員が何を言ってるかわからず呆然としていた。
いや、別にそこまでこのレストランじゃなきゃ嫌だとか、そんなに店こだわってないし・・・とか思っていたら店員さんが開始の合図をした。
「えー、では開始します。スタート」
その直後全員の頭の上や横に”HP”という残りの体力ゲージみたいなものが表示された。
よくわからないまま立っていたら少女3人組のリーダーが最初のあたりにもめていた客に殴りかかった。直後にその客と一緒にきていた人が別の少女に殴りかかり、そこに知り合いの少女が割り込み一気に5人が倒れた。
その時もう1人途中から来た客が参戦して残りは私、友達、さっきまで私達の後ろの席にいた客、途中参戦した人の4名になった。
さっきまで私達の後ろの席にいた客が私に殴りかかってきてHPが残りわずかになり”もうこれはだめだ、死ぬ”と思いプライバシー保護のためスマートフォンの電源を入れるボタンとその付近をナイフとフォークで思いっきり刺して壊した。
そうしていたら友達が私に殴りかかった人に思いっきり体当りして壁にぶつけた。これによりその人はダウン、私はギリギリ生き残り残り3名になった。
「ありがとう。ここまで人数絞ればもうじゅうぶんだよね。」と友達に言ったものの途中参戦した客を見ながら「いや、あとあの人も。」と言い、私が何か言いかけようとした瞬間「あんたイヤホン持ってきてるでしょ?あの人、金属系弱いみたいだから私が捕まえてるうちにイヤホンのプラグを肌に当ててくれない?」と言ってきた。
「いや、そこまでしなくてもよくない?」と返したのだがやれと言われて仕方ないからイヤホンを手に取った。
友達は既に途中参戦した客を捕まえていて、あとはプラグの部分をその人の肌に当てるだけなのだが相手は気弱な感じの女性だし、どうしても気が引けてしまった。
友達に「さっさとやれ!」と怒鳴られ、震えながらもプラグを勢いよく振りかざした。
しかし私がイヤホンのプラグを刺したのはその人ではなく、友達だった。
友達のHPが一瞬で無くなり、私がしまったと思う暇もなく店員さんが終了の合図をした。
「はい、終了です!では、生き残ったお二方はこのレストランに入っていいですよ。」
店員さんは満面の笑みでレストランの中に戻っていった。
残された私ともう一人は何をどうするわけでもなく、しばらくして家に帰った。