番外編 苞助の家族と見菜のピンチ(ヒミツ)!?(後編)
ガチャ
ほかの扉よりよりいっそう高そうな扉を開けると、俺の父親、然治が机の上に手をのせて、しかめっ面で待っていた。
「待っていたぞ、苞助」
「あ、う、うん」
「おまえ、見菜さんに、この家を出てけ!と、言ったそうだな」
一番最初に思ったのは、何で、見菜の事、さんずけ?
と
情報はえ~
だった。そんな事を思ったのだ、一瞬で!
「え?えーっと・・・まぁ」
「なぜ?なぜ一流企業で有名な、杉差家の長男である、お前が、もう14歳にもなっているのに、仕事がないと思う?」
「・・・え?」
その予想外の言葉に俺は、少し戸惑った。
確かに、今まで考えてたわけじゃない、・・・確かに忘れてたケド・・・
ううん!気長にまとうと思ってたんだ・・・たぶん
だけど、その答えは案外簡単に聞かされた
「見菜さんが全てやっているからだ」
その、俺にとって一番わけの分からない、人物の言葉だった・・・
「・・・は?」
うん、まぁ、誰でもこの反応になると思う。
「だから!いつも!お前がやるはずの!仕事をすべて!見菜さんが!やっているんだぞ!」
あぁ、なんかもういいや、なんかわかってきた・・・
「・・・だから、見菜のこと、さんずけなのか?」
「そうだ、時には私の仕事もやってくれるからな。」
「・・・はぁ、そうなのか〜・・・」
「わかったな?だからそんな失礼なことを二度と!いうなよ?」
「う〜ん・・・わかった〜」
「じゃあ出てけ私は次の仕事があるからな」
「しつれい、しました」
ガチャ
「「あ・・・」」
俺が扉を開けたとたん見菜と目が合った
「あ・・・苞・・・。」
「あー、見菜?」
「へ?あ、うん、なに?」
「なんで、こんなとこにいるんだ?」
「えーっと・・・あのさ、苞」
「ん?」
「ちょっと、ついてきて?」
そんなことを言って、答えも聞かず、俺の手を引っ張って走り出した
「はぁはぁ・・・」
「・・・」
「な、何であんたそんなに体力あるのよ・・・はぁ・・・」
「いや、お前が引っ張ってきて、それはないだろ」
「で、本題なんだけど・・・」
「無視か〜・・・でー、なんだよ」
「今、然治・・・さん?から聞いたこと、全部忘れなさい!」
それの言葉に俺は、即答した
「嫌だし無理だ」
「じゃあ、頭なぐって強制的に・・・」
「こえーよ!・・・ちなみに見菜」
「ん?・・・なーに?」
「怖いぞ・・・じゃなくて・・・俺の父親、・・いや然治が言ってたこと、俺にくるはずの仕事全部、やってたって本当なのか?」
そんなことを、真顔で言った・・・やっぱにあわね〜な〜こういうの
「・・・。はぁ〜、本当よ?全部私がやってた、というか、やってる」
そんなことを、真顔で返された。・・・なんで見菜は・・・言わなかったんだ・・・?
「そうか〜・・・じゃあ、今までありがとな、これからは、俺もやるようにするから。そこんとこ、ヨロシクな!」
心の底からの、笑顔でお礼を言った。
その笑顔に見菜も
「わかったわよ・・・これからはちゃんと、頼むわよ!」
満開の笑顔で答えてくれた。
そ〜んな感じで今日は、終わった
作「へえ〜見菜、そんなことしてたんだ〜」
苞「あ、やっぱり?」
真「うわ〜あ、すごいです!見菜ちゃん!」
姫「くっ・・・あんなことで・・・あんなことで・・・」
見「ちょ・・・みんなやめてよ・・・」
作「あ〜〜〜、また本編に戻るのか〜」
苞「嫌なのか?」
作「んー?違うよー?なんかこの部屋でみんな一緒とー楽しいしー、ずっとここならいいのになーって」
見「確かに、ずっとここだと瞬間移動できるしね」
姫「そうですわね・・・・・ふふふふふふふふふふふふふふ・・・・」
作「こわーいよー?姫ちゃーん」
姫「なっ、姫ちゃん?!・・・・馴れ馴れしく呼ばないでください!」
真「でも、本編ずっとやってなかったらこの部屋、なくなっちゃうかもしれないです
よ?」
見「なんで?」
作「ほら・・・私もめんどくさいしね・・・」
ペラ・・・
『ここをずっと使っていた場合、ここを壊し、立て直す』
苞「何だ・・・?この・・脅迫状?」
作「あー、なんか心当たりが・・・」
姫「まぁ!大変!それじゃあ、私と苞助様がデートする本編を・・・って、ふぁ〜」
作「勝手に言わないでくれる?むかつくよ?姫ちゃん」
真「じゃあ締めくくりでもしましょうか。いっせーのーで!」
作、見、苞、真、姫「「「「「ここまで番外編読んでくれてありがとう!本編もヨロシクね!」」」」」
作「てか、毎回これやるの・・・?」
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まとめ
・またたまに、番外編やるらしい
・実は竜の契約者、全員の番外編あり!?
・本編もお楽しみに!
・出すの遅れてすいませんm(_ _)m