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竜といつかの約束  作者: 月影 陽菜
第三章 家族と家庭と束の間の休息
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平和な休日

どうも、すいません。陽菜です。

・・・本当に、すいませんでした。

なんの前触れもなくローマ字しか打てなくなりました。いいわけです。

ついでに言うと下書きがなくなり放心中(笑)でした。いいわけです。

すいませんでした。

今日は土曜。つまり休日!私が唯一遊びまくれて楽しみまくれる日。つまり!人生をエンジョイ!できる日なのだ!


「見菜様。本日こそ苞助様とお過ごしくださいませ」

「・・・ごっめーん、ムリー。いっつも言ってるでしょ?予定入れるなら早めに言って、って」

「・・・本日のご予定は?」

「午前中、庭とか動物とかのせわ。午後は苞と真那と遊ぶから。それじゃ、アルベルのとこ行ってくる」

「っあ!待ってくださいませっ!」


いつの間にかできていた”苞助様と見菜様をくっつける会”の会員である私と苞の専属メイド、サヨの言葉を無視し、そのまま部屋に入った。(噂によるとそのわけわからない会を立ち上げたのは然治さんらしい)ちなみにアルベルというのは私のお気に入りである馬の名前である。とっても可愛くていい子なのだ。

パタン、と扉を閉めたあとちゃんと鍵もかけてから周りに誰もいないことを確認し開いている窓から飛び降りた。その瞬間に少しだけ竜の力を使う。

地面に落ちそうになった瞬間。

ふわり、と一瞬の浮遊感。他の人にわからないようにするため、その後はすぐに地面に落ちた。そして着陸。

まぁあれだ。要は落ちる時の衝撃を和らげることができたらそれでいいのだ。

視線を地面から庭へと移す。

そこには、今まで庭にいたのであろう苞がこちらにむかって歩いてきていた。

竜の力を使ったところを見られたのだろう、珍しく無表情だった。周りにまとう空気も冷たかったので怒っているのだろう。なんでだ。


「・・・お前、何やってんだよ」

「・・・そ、それじゃあね。わたし急いでるんで!」


前に立った時の苞の目線が冷たすぎるし今までほとんど見たことのない無表情だったためそれが恐ろしくてつい逃げてしまった。仕方ないだろう、耐性がないこととかに対しては弱いのだ。それに苞が怒るとものすごくめんどくさい。前に一回だけ怒られたことがあるが、あれはめんどくさかった。それに無表情だし見下ろしてくるものだから冷汗が止まらなかったのを覚えている、あと無駄に長かった。

なので軽くトラウマになっている、まぁ苞には内緒だ。弱みを握られたくない。まぁ、多分ばれているんだろうけど・・・。こういっちゃうのもどうかと思うが苞は勘がいい。それはもう野生児並みに、初めて実感したときはびっくりした。大切なものを無くした時だったかな、まぁ仕方ないだろってことで諦めていたんだ、その時に苞が言ったんだ。「何かあったのか?」って。なんでそう思ったのかを聞いてみたところ「勘」だったらしい。その後は普通に二人で探した。夜遅くまでかかったから結果怒られたわけだが・・・

その全責任も自分のせいだから!と全力でかばっていてくれたのを覚えている。苞のことをイケメンだと思ったのはこれ以来ない。当時は不覚にもときめいてしまった。今思うとすごくどうでもいい理由が始まりだったなと思っている。

走っている途中にちらりと苞の方を見たが、無表情から呆れた顔になりため息をついたので説教は免れただろう。多分。

そして、庭の入り口であるバラのアーチにつきその一歩を踏み出そうとした。



______その時だった、

どうでしたか?

誤字・脱字ありましたら報告お願いします。

これからも頑張ります。(ただし更新が早くなるとは言っていない)

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