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竜といつかの約束  作者: 月影 陽菜
第二章 正式名と転校生と勝負事
18/20

大会の結果発表

どうも、久しぶりの方はお久しぶりです。


やっと二章が・・・(あとちょっとで)終わる・・・!

そして、学校に帰ってすぐ姫野に喧嘩をふっかけられた。


喧嘩と言う名の言い合いだが。


「さぁさぁ、結果はどうですか?見菜。ちなみに私はスキャン数61。捕まえた数は60ですわ!」


これでどうだ!とでもいいそうなドヤ顔で姫野が言った。


「私は…」


対する私は、ほぼほぼ無表情でいや、真顔で。私は言った。

ふふ、わかっている結果ほど、面白く無いものはないんだよ。


「…スキャン数…260、捕まえた数は…10。はい、終わり。」


私のスキャン数が多いからなのか、姫野の捕まえた数か多いからなのかはわからないが、周りで見物していた野次馬達が驚き、

えぇ!?嘘だろ!?

などと口にしていた。


「ふむ、なるほどなるほど、それじゃ優勝はスキャン部門が____チームで仲間部門が__チームだな。しかし、_________・・・」


いつの間に現れたのか、千世先生は集計をしていて、その集計が終わったのか満足そうに笑っていた。

その時に何かを言ったみたいだったけど、周りの音にかき消され、聞こえなかった。


そのあと、千世先生は舞台のようなところへ行き、マイクを持って叫んだ。


「よし!今回の優勝者は…えーっと?仲間部門は・・・と、仲間にした数60で」


私は視線を感じ、そちらの方を見てみると、姫野が勝ち誇ったような顔をしてこちらを見ていた。

だけどそれに対して私は「くだらない」の気持ちと「まだわからない」の気持ちを込めて姫野の方を見ていた。


・・・そのせいで私は気づかなかった。千世先生がこちらを悲しそうな顔で見ているのを。


「・・・阿礼チームだ‼︎」


千世先生が高々と宣言すると、わあああぁぁぁぁぁ!!!と一気に歓声が上がった。

それと同時に、苞が話しかけてきた。


「・・・だってよ?負けたぞ」


千世先生を見ながら歓声の中で苞の声はなぜだかはわからないけれど、よく聞こえた。でも、驚いた。

苞がそんなに弱気になるだなんて、そんなにないしね。でも、それだけじゃないのだ。私はまだ、負けていないから。


「なんで負けたと?さっき先生言ったじゃん。『仲間部門は』って」

「・・・あ。そういうこと?てかさっきから姫野がドヤ顔をしてこっちを見てんだけど」


はぁ。とため息をついて苞は姫野の方へ目線を向けた。それに気づいた姫野が顔を赤くさせたのは言うまでもないだろう。そして私を見た瞬間鬼の形相になったのも言うまでもないだろう。


「じゃあ、スキャン部門は・・・」


苞がその先の言葉を言い切るより先に千世先生がマイクの存在を忘れたのか叫んだ。


「あーーーーーーーっ!!!うるさいッ!!」


それもやっぱりマイクに拾われているわけなので、その大声がマイクからも遠くからも聞こえてその前に耳をふさいでいた私でさえ普通に聞こえたのだ。千世先生は声がでかすぎる。時と場合によっては殺人できるくらいに。

・・・そのおかげかさっきの歓声が嘘のように静まり返った。が、前のほうの人たちは地面に膝をつけて耳をふさいでいた。そしてほとんどの人はしゃがんでほぼ全滅状態だった。非常に笑えない。

立っているのはもう数人だった。千世先生。私、かろうじで苞と真那、あと姫野。あとは・・・転校生と名前知らないほかの人たち。


「まだ発表は終わってないぞ?・・・あ」


頭を掻きながら前を見た先生がこの現状をみて固まったところを見ると無意識でやった上に全然気づいていなかったんだろう。それでも一応続けるらしい。明日ニュースにならないといいが。


「あーっと・・・す、スキャン部門は春日井チームだ」

「・・・なっ!?」


姫野が驚いたような顔でこっちを見てきたところを見ると気づいていなかったのだろう。やはりバカなんだろうね。・・・いい意味で、一直線って意味で。

ついでに姫野に対してドヤ顔を返した。

誤字・脱字ありましたらおしえてください。


ふぅ・・・やぁっと二章が・・・!

(なんか無駄にフラグたてまくってる気がする)

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