番外編 〜見菜の誕生日〜 <当日>
2016年1月14日 少し付け足しました。
14日にするのは軽い意地。
「ふわぁ〜」
起きてすぐ、あくびをする
ザワザワ・・・・・タッタッタ・・・・・
「今日はやけにうるさいわね・・・・何かあったっけ?」
そんなことをつぶやき、カレンダーをめくる
今日の日付に赤で二重丸が雑に書いてあった。
「・・・・あぁ・・・ナルホド・・・しっかし、わかりやすい!・・・もうちょっと静かにしようよ・・・・」
普通こういうイベントって、ばれないようにするものじゃないの?私がおかしいの?
バタバタ・・・・ガチャ
「見菜様!?早く朝食を食べてください!!!!」
「んー?あ、サヨおはよ〜・・・・」
いつも通り、私が気づいたことが気づかれないように、のんびり返事をする。
何で気づかれないようにするかって?
おもしろいから!
「おはようございます。見菜様。早く朝食を・・・・」
「りょーかーい・・・着替えたらいくね〜」
ふ〜、楽しみだわ・・・・さて、着替えますか。
_____数分後______
着替えが終わった私は、部屋から出た。
ガチャ・・・・コツ、コツ、コツ。
広い廊下に私一人の足音が響く
ガチャ
そして、私がドアを開けると・・・・・
「・・・・・すみません、遅れました。」
思いもよらなかった、なぜ?って・・・・・いつもは、私が来るとき数人しか居ないの。でも今日は、みんないた。
・・・・・不自然すぎでしょ・・・・
だから、一言謝罪した
「では今日も、それぞれのところで頑張ろう!!」
いつも思うけど、この挨拶どこぞの店の開店前の挨拶みたいだよ・・・・然治さん。
そして、然治さんの言葉から始まる朝食。
「いただきます!」
何か張り切ってるなぁ〜。然治さん
「「いただきます・・・・・」」
この言葉は、私と空羽。
え?空羽は誰だって?三章で説明するよぉ〜
「「「いただきます。」」」
苞、千代ちゃん、差衣子さん。
やっっぱり、すっっごい!しっかりしてる!
〜朝食後〜
「いってきま〜す」
私はいつもより少し気分が良かったからか、何か♪が出てきそうな感じだった
「いってきます!」
空羽は、いつもこんな元気なのか・・・・?
なぜ知らないかというとね・・・・え?聞いてないって?まぁまぁ、知ってて損はない!!
で、なぜ知らないかというといつもはバラバラの時間だから。
つまり、私と苞、空羽と千代ちゃんのチームな訳、でも何故か今日は一緒なんだよねぇ〜
「いってくる!!!」
苞はいつもより気合いが入ってますなぁ〜
「いってきます。」
千代ちゃんは、いつもにましてきっちりしてる〜
その後、空羽たちとわかれ、高校に向かった
「ん〜〜〜〜〜、しっっかし、不思議だ・・・・・」
少し思わせぶりに言ってみる。
すると苞は
「な、何が?」
少し動揺する
・・・・・ふふふっやっぱりね・・・・
ちなみにその後は、何も会話をせずに高校に着いた。
何もなかった・・・・日常だった、あった事と言えば・・・
____学校の授業前_____
先生が入ってきてすぐ
「おい!今日は何の日か知ってるかー!?」
先生が言うと
「今日って何の日だっけ?」
お決まりで、ザワザワする。
「先生!!!!!」
その中で、真那が大声を出した
真那の大声はこのとき初めて聞いた。
「ん?何だ?」
「今日って、愛と希望と勇気の日・・・・ですよね!!!!」
なんだかすっごく必死ぽかった。まぁ、必死なんだろうけど
「え?あぁ、でも、それのほ「ですよね!!!!?」あ、あぁそ、そうだぞ!?」
とてつもなく怖かった、真那のあんな顔、初めて見た・・・・
千世先生もあわせなくていいのに
「じゃ、じゃあ今日もガンバローーー!!!!」
そのまま千世先生は、授業を始めた・・・・何もなかったかのように!!
・・・・あったのはそれくらい。あ、後苞が先生と話をしてた事かな・・・・?
それで、今は帰り道
苞と二人で歩いていると、苞が話しかけてきた
「な、なぁ見菜。」
「何?」
「・・・・・やっぱいいわ・・・」
何なの?言いたい事があるなら言いなさいよ
そして私は素っ気なく
「あ、っそ」
と、会話はそれ以外なかった。
ギイィィィィィィィィィィ
門が開く。
「・・・・・」
おかしい、人がほとんどいない・・・・これだけでわかっちゃうよ!?わかっちゃうよ?!
そんな事を思いながら、扉を開けた。
そういえば、苞がいないなんて事も思ってたり
ガチャ
私が家の(苞たちの)扉を開けたとたん
「お誕生日おめでとう!!!!」
そのいろいろな人の声とともに、
パーン パーン
クラッカーがなった
「え・・・と・・・・ありがとう?」
私は正直言って、何で?と思った
だって、普通居候一人のために、こんな豪華なパーティーにはならないと思ったから
それによく見ると、千世先生、真那、姫野もいた
その後、私はプレゼントをもらい、ケーキを食べた。
プレゼントは、千世先生は竜封見に関する本、真那は髪飾り、姫野は・・・・『苞様をこの一ヶ月、あげますわよー!』と言った、つまり忘れてたんだと思う。
苞は・・・・アクセサリー・・・ペンダントだった。
正直言って・・・・・うれしかった・・・・・。
この日の誕生日は、とても心に残った。
でも、わたしは・・・・・
変な終わり方ですね。
自分でもそう思います
誤字・脱字あったら教えてください