プロローグ
初めまして、これからよろしくお願いします。
かなりの不定期更新ですが、頑張ります。
誤字・脱字、あったら教えて下さい。
元々世界には一体の竜がいた。
そしてその竜の力は、日に日に増して行った。
だがその竜の器だけでは、日に日に増してゆく力を抑えきれなかった。
だがその竜には、“仲間”がいなかった。
だからその竜は、『約束』という名でとある者と『契約』をした。
だがそれでも、その竜の力は抑えきれなかった。
だが、竜と『約束』をした者はその『約束』を破るわけにはいかなかった。
そしてその者は、竜に願った。
「自らの体に竜の血を取り込みたい」と。
そしてその竜はその願いを聞き入れた。
その後、竜の血を取り込んだ者は子を作り、死した。
その子も、竜と契約し、その竜に一つの『条件』を付け加えた。
「その日に日に増してゆく力を使い、新しい竜を創ってくれ」と
その竜は願いを聞き届け、新しい竜を創り出した。
そして数百年、その竜は今の契約者に伝えた。
「もう私の命は少ない。その前に私は、この体に有り余る力を使い、新しい条件を付け加えよう。」と
その頃には、竜の血を持った者たちは家族となり、種族となっていた。
そしてその者たちはその竜に聞いた
「一体、どんな条件なのですか。」と
その竜は話した、今まで見て、聞いて、感じたことを。
そして最後に竜はこう言った
「今まで私のわがままで、たくさんの人を犠牲にしてしまった。だから私は、そんなことが起きないように、力を使うんだよ。」
そしてその日、その竜はその世界から消えた。
そしてしばらくたち、竜と契約した者たちは隠れるようになり。
最初の竜は忘れ去られた。
だがその竜を覚えていた者が言った。
「このままでは昔と同じだ。竜たちを滅ぼさなければ!!」
そして、竜の血を持った者たちは殺され、竜達は封印された。
そしてその戦いは伝説となった。
そして、五百万年後。
今では生きている竜は十二体になった。
そしてその十二体の竜はそれぞれ、土地と力を持った。
だが、竜達も力を蓄えるために『眠り』を必要とした、だがその『眠り』の際には竜達が持っている土地や力は、竜たちの元を離れ、暴走した。
そして、その土地は竜達が眠りに入る際は必ずと言っていいほど崩壊した。
だが、竜達はそれを望まなかった。
そのために、竜たちは最初の竜がそうしたように、『約束』という名の『契約』をした。
これはそんな竜達と契約した、少年、少女の物語。
2015年11月8日、内容を少し変えました。
2016年5月28日、ルビを振りました。