表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
努力しすぎて最強になった青年の物語  作者: 早瀬六七
青年の回想と始まり
1/19

【第1話】15歳の誕生日、青年はこれまでを振り返る。

 僕の名前はエフト。しがない鍛冶屋の次男です。貴族や王族では無く平民なので、家名なんてものはもちろん無いです。


 僕は5歳の時から、僕が住むこの「ラーキレイス王国」の王国騎士に憧れています。5歳の時に王国騎士団が魔王軍に奪われた北の砦を取り返してきた時の凱旋パレードを見て、威風堂々たる馬に跨り、輝く甲冑を身に纏い、凛とした英姿で王城に行く姿は今でも忘れられません。

 その日から僕の将来の夢はあの日見た騎士様のような王国騎士になることでした。

 幸い僕は次男ということもあって、店を継ぐわけでもないので、家の手伝いが終われば、後は日が暮れるまで好きに使う時間があったので、修行をすることにしました。

 最初は木の棒をたくさん我武者羅に降っていたのですが、そんな僕の修行姿を見た親切な冒険者の方が、


「坊主。そんな剣の振り方じゃ手を痛めるだけだぜ。正しい振り方を教えてやるからちょっと見ていろ」


 そう言って、灰色のお髭が印象的な冒険者さんは、僕の前で剣の「正しい振り方」というものを見せてくれました。そしてその後に、握り方や振り方を丁寧に教えてくれました。

 僕がその人にお礼を言うと、


「別にいいさ。俺もそうやって何も考えずに我武者羅に木の棒を振ってたことがあったからな。つい昔の自分を見てるみたいで妙に歯がゆかったから、これは単なる自己満足だ」


 今ならその人の言っている意味が分かりますが、昔の僕には半分のわかっていませんでした。

 その人は僕と別れる前にもう一つ助言をしてくれました。


「あと坊主。お前はまだ身体が出来ていないからな一日100回以上は剣を振るなよ」


 僕は疑問に思い、じゃあいつになったらもっと振っていいの?と聞きました。


「あん? ……そうだな。なぜか知らんがヤル気はあるみたいだしな。一日一回ずつ増やしていけ。そのぐらいならまあ大丈夫だろ」


 そう言い残して、その親切な冒険者さんは行ってしまいました。

 僕はその人の言ったことを守って、必ず「正しい剣の振り方」で、「一日一回ずつ振る回数を増やす」ことにしました。


 次の日から僕はその言いつけを守って剣を振り続けました。

 1日、10日、1ヶ月、100日、10ヶ月、1年と、僕は休まず剣を振り続けました。


 当時は全く気づきませんでしたが、母が言うには、1年が過ぎた頃には、僕はご近所で「木の棒で素振りをする子ども」として有名人になっていました。


 1年経った日に僕は木の棒では物足りなくなったので、新しく「一日1㎏重りを増やしてつける」ようになりました。幸いな事にうちは鍛冶屋なので、くず鉄は山ほどあったので、その頃から家を継ぐ修行を始めていた4歳年上の兄に、くず鉄を1kg分加工してもいました。兄も「図りを使わず精密な重さを身につけるいい機会だ」と快く引き受けてくれました。


 そしてさらに1年経ち、修行を始めてから2年が経った時、兄が「これ以上重りをつけるのは無理だ」と言い、重りをつけてくれなくなりました。ちなみに木の棒は途中で折れてしまったので、今は鉄の棒にくず鉄を毎日1kgずつ重ねていって増やしていましたが、それもその日で終わってしまいました。

 仕方ないので、これまで全く使ってこなかったお小遣いを持って、露店が立ち並ぶ広場に行きました。

 たまに「掘り出し物」というのが、売られていると前に父が夕食の時に言っていたのを思い出したからです。


 僕はそこで、黄土色とか紫色がゴチャゴチャした変な色の露店で、棒の真ん中に綺麗な玉が埋め込まれている物を見つけました。その露店のおじさんに聞いたところ、魔力を込めた分だけ重くなる物らしいです。僕はどんなに重くても棒は折れないのか聞いてみると、不思議そうな顔していましたが、魔法が掛けられているから折れないと教えてくれました。

 僕は早速その棒を今まで貯めたお小遣いで買うと、また修行を始めました。


 最初の内は、僕の魔力が低いせいか、重さは軽かったです。

 でも1ヶ月も辛抱強くやっていくと、次第に重さは重くなり、さらに半月経った時には、前のほぼ全部くず鉄の鉄棒より重くなっていると実感しました。

 僕は頭はそんなに良くないので、急に重くなり始めたのは何故か全然わかりませんでしたが、後で聞いた話によると、魔力を使えば使うほど魔力量というものが増えるそうです。ただし、魔力が減るということは大変疲れることらしいのですが、僕にしてみれば毎日の素振りの方がよっぽど疲れると思います。でもそれがとても楽しいというのもあるのですが。


 それから楽しくなって楽しくなって、物足りなくなって、振る回数を「一日100回増やす」ことにして、1年、1年があっという間に過ぎて、気づけば修行を始めて5年が経っていました。その頃には僕の修行風景は町の名物になっていました。


 その頃から振っている棒の先から、何か分かりませんがシュン、シュンと透き通った鈴の音の様な音がするようになりました。

 最初は素振りの音だと思っていましたが、音が少し遅れて聞こえますし、音の響きが遠くまで行くような気がしてました。


 それに気づいてから、2ヶ月後ぐらいに、僕はとある事件を起こしてしまいました。


 お隣のお爺さんが大事にしていた植木を切ってしまったのです。

 もちろん僕はそんなつもりはありませんでした。

 だって、素振りをしていた場所から50歩も先の植木がいきなり細切れになるなんて、誰だって予想できません。

 しかし、その時にその付近にいたのは僕だけだったので、僕のせいにされました。

 そして、母にとても、……とても怒られて、思い出したくないほど初めてすごく怒られて、それから隣の家のお爺さんに母と一緒に謝りに行きました。


 後で分かったのですが、どうやらあの音の正体は、剣の速度が空気と摩擦を起こすより速い場合に起こる現象らしく、「真空刃」とか「魔神剣」とか「秘剣・1文字斬り」とか呼ばれる剣技らしいです。


 その日から僕は母から裏庭で素振りをすることを禁止されてしまいました。

 加えて、町の中で素振りをすることも厳禁となりました。


 仕方がないので、次の日、僕は冒険者ギルドに行くことにしました。

 冒険者ギルドは10歳になれば登録でき、多種多様な依頼を受けることができるので、その頃には王国騎士になるための試験には試験料が必要ということを知っていましたので、その資金を稼ぐ意味も含めて、冒険者に僕はなりました。


 とは言っても自宅通いの冒険者なので、ごく一般的に各地を歩き回る冒険者とはちょっと違いますが。


 そして早速依頼を受けるために、依頼書が貼ってある掲示板を見ると、そこに、「丸太調達」の依頼があったので受けることにしました。


 丸太の調達は王都の南側に何里にも広がる広大な森の木を切り倒して持ってくることでした。

 僕がその依頼を受けると、受付のお姉さんは驚いた顔をして、「やめたほうがいいわよボク。あなたじゃ運良く木は切り倒せても運べないわ」と言ってきましたが、お金も大事ですが、修行を欠かすことの方が嫌だったので、無理を言って受領してもらいました。


 早速僕は森に向かい、そこでいつも通り修行を始めました。


 しかし、一本目の木は細切れになってしまい、その後ろに生えていた木も不格好な木のクズとなってしまいました。

 これではとても丸太とは呼べないので、僕は色々試しました。

 その結果、少し遅く素振りすると、綺麗な丸太が出来る事がわかりました。

 時間は掛かりますが、両親から「家の手伝いはいいから頼むから町の外で振ってきなさい」と言われた僕は、今までより5倍近く時間があるのですから、何の問題もありませんでした。

 そして、上手に切れた1万本程の丸太を頑張ってギルドまで運びました。

 一本一本はとても軽いのですが、量が多いので、とても大変でした。


 次々に丸太を運んでくる僕を見て、門番さんも、町の人も、ギルドの人も、他の冒険者の人も、目をまん丸にしていました。ようやく半分ぐらい運んだ所で、先ほどの受付のお姉さんが「らめぇ~、もう入らないぃ」と言ってきたので、僕は運ぶのを止めました。

 遠くの丸太から運んだので、残り半分は森の近くにありますと僕が答えると、受付のお姉さんは目を回して倒れてしまいました。


 ギルドの他の職員さんが馬に乗って王都の外に行き、しばらくして帰ってくると言いました。


「あんなに近くにあった広大な森が、随分遠くになってしまった……」


 何だかその職員さんの顔がとても白く青く見えたので、後で賢い兄に聞くと、「エフト……。それは『青ざめた顔』と言うんだよ」と兄さんも同じ顔して教えてくれました。


 そして、昨日に続いて僕はまた、たくさん、とても、かなり、怒られました。

 父母と、ギルドの人と、「りんぎょう」の人と、「せいぶつがくしゃ」の人と、「しょくぶつあいこうか」の人と、「どうぶつほごだんたい」の人と、とにかくたくさんの人に怒られました。

 一番ショックだったのは、僕のあこがれの王国騎士の人に怒られたことでした。


 この日を境に、王都で僕の名前を知らない人はいなくなりました。

 そして、この日以来、受付のお姉さんを見ることはありませんでした。



 次の日僕は、ギルド長という人に呼び出されて言われました。


「お前の修行は迷惑だから、王都の西に広がる大平原でやりなさい。あと、ついでに出来るならそのへんの魔物でも狩ってきなさい」


 僕はこめかみを抑えながらそう言ってきたギルド長さんに元気よく返事をして、西の大平原に行きました。

 大平原ではいくら素振りしても木は無くなりませんし、素振りをして出る「アレ」もどこか遠くまで行って消えてしまいますので、誰の迷惑にもなりませんでした。

 たまに出てくる魔物も、僕に近づく前に細切れになってしまうので、怖くはありません。


 それから僕はずっと西の大平原で修行をしました。

 細切れになった魔物でも爪や牙がたまに残っているので、それをギルドで売って僕は小金を稼いでいました。

 後で聞いた話ですが、西の大平原からくる商人は「エフト迂回ルート」というものを通って王都に行くそうです。

 また、そのルートの情報は高値で売買されて、情報を知らない商人さんはさらに迂回して北門か南門から入るそうです。

 そして、西門の門番さんは僕が修行を始めた後から、暇で暇でしょうが無いといつも帰るときに愚痴を言うようになりました。


 そんなこんなで2年が経ち、僕は素振りだけでは物足りなくなったので、歩きながら素振りをするようになりました。

 もちろん僕もさすがにこの歳になれば、誰かの迷惑にならないように配慮ができるようになりました。


 1つ、歩くのはいつも真っ直ぐです。じゃないと今度は西門の門番さんがいなくなってしまうかもしれないからです。


 2つ、素振りの向きを少し上に向けるようになりました。こうすることで、僕の飛ぶ斬撃は空にむかっていきますし、地上の魔物を狩りすぎて他の冒険者さんに怒られることもありません。たまに、鳥系の魔物の残骸がボトボト落ちてきますが、それは仕方ありません。


 3つ、絶対に走らないことです。一回試しに走りながら素振りしたら、遠くに見える山の天辺が少しだけ欠けました。どうやら走りながら素振りをすると結構遠くまで斬撃が飛んでいってしまうみたいです。

 後で知ったのですが、それをたまたま見ていた行商人さんが、誰も信じてくれないと思いながらも、恐怖に耐え切れず王都の人たちにその話をしたところ、


ある商人は「何本当か!? クソ! また新しい迂回ルートを考えねば!」と。

ある門番は「やったぞ! ついに俺もこの門から離れられる!」と。

ある冒険者は「エフト。もうそんな頂まで登ってしまったのか……」と。

そして、ある国王は「なんと!? 急いで騎士団長を呼べ! なんとしてもその少年を他国に渡してはならん!……む?なに? そんな心配はない? 近づけば細切れになるだけ……だ、と。………………やっぱり他国に渡したほうがいいかのう……」と。



 そんなこんなで、修行を初めて10年になりました。僕もようやく15歳になり、大人の仲間入りをしました。色々迷惑を掛けてしまった家族もこの日だけは盛大にお祝いをしてくれました。とても嬉しくて嬉しくて、もう大人になったのに僕は泣いてしまいました。


 その日、家族は僕に言いました。


父は、「いいかエフト。お前はもう立派な大人なんだ。これからは自分だけではなく、他の人も大切にしなくてはならん」


母は、「そうよ。だから今日であの修行はもう終わりにしなさい」


 僕は耳を疑いました。どうしてそんな非道いことを言うのか。そうです。もう修行は僕にとってかけがえの無いものになっていました。

 僕が大変落ち込んでいると、兄が続けました。


兄は、「お前の目標は王国騎士になることだろう?明日の試験に合格すれば、晴れてお前は10年来の夢が叶うんだ。だから、修行はもう必要ないだろう?」


 僕は兄の言葉でハッとなりました。そうでした。僕の夢は王国騎士になることでした。長年修行に夢中になっていたせいで、すっかり忘れていました。

 僕はショックを受けました。長年憧れてきた王国騎士になることを忘れて、修行のその先の目的を見失っていたからです。


「大丈夫だよ!お兄ちゃんは私の自慢のお兄ちゃんなんだから!きっと立派な王国騎士様になれるよ!」


 そう言って励ましてくれたのは、妹です。

 今年で10歳になります。

 ちなみに僕が妹の存在を知ったのは、僕が12歳、妹が7歳の時でした。

 僕が10歳までは、朝早く父の仕事の手伝いに行き、その後は夕食の時間までは修行をしており、夕食の時は、妹は食卓とは別の部屋で寝ていたので、全然気づかず。

 また、僕が冒険者になってからは、夕食の時間を越えて帰ってきていたので、その時にはすでに妹は寝ており。

 そして、妹が7歳の時に、たまたま妹が夜更かしを初めてした時に出会いました。

 その時のことはハッキリと思い出せます。なんたって血の繋がった兄妹が、


「「あなたはどなたですか?」」


 と見事に同時にハモったからです。

 もちろんその発言を聞いていた父も母も兄もびっくりしたようで、まさか7年間もお互いの存在を知らないとは思わなかったからだそうです。

 その時、父は僕に聞きました。


「妹と一度も会ったことがないのか!?」と。


 もちろん僕は、はいと答えました。


 兄は僕に聞きました。


「食事中やその後の会話にも名前は出ていただろう?」と。


 僕は、名前で話していたので、妹の事とは思いませんでしたと答えました。


 母は僕に聞きました。


「お母さんのお腹が大きくなっていたの覚えていないの?」と。


 僕は、単に太ったんだなと思っていましたと答えました。


 母にゲンコツを生まれて初めてされました。


 全くこれっぽっちも痛くは無かったのですが、なぜか心が痛かったです。

 そんなことがあり、目の前の女の子が妹であると、僕が12歳の時に知ったのでした。

 最初は妹も僕のこと「お兄ちゃん」とは呼ばず、「あの人」や「バカエフト」と他人行儀で、話しかければ「関わらないで」や「死ね」などと口汚く接してきたのですが、しばらく経ったある日を境に突然僕のことを「お兄ちゃん」と呼んでくれるようになったのです。

 あの日のことは決して忘れません。僕もその時ようやく「妹」という存在を自分の中で認めたのですから。



 話は戻って、家族は僕が王国騎士になることを誰も反対はしていません。むしろ応援してくれているのです。

 しかし、それは明日試験を控える僕にとってはとてもプレッシャーでした。

 もし失敗すれば、これまでの修行に明け暮れた10年もの年月が全て無駄になってしまうのです。

 そう、王国騎士の試験は一生の内、一回しか受けられない超難関なのです。

 僕はついつい弱音を吐いてしまいました。


「みんな……。僕は、僕は本当に、『王国騎士』になれるんでしょう……か?」


 すると、それを聞いた家族は即答してくれました。


父母兄「「「大丈夫だ(よ)!! エフトなら!! 間違いなく!!」」」


妹「大丈夫!私は信じてるよ!お兄ちゃん!」


 これほど頼もしい応援はこれまで聞いたことがありませんでした。妹は心から僕が王国騎士になることを信じているような目をしており、父と母と兄は、妹とは違い、やけに目……というか顔全体に力が入っており、まるで僕が王国騎士になることを確信しているかのような表情でした。


 こうして僕は家族からのこの世で最も頼もしい励ましの言葉を受け取り、明日の試験に備えて、修行を始めたあの日から、初めて、「修行を休んだ」のでした。

この作品の概要は小説情報のキーワードに全てを表現しているつもりです。


☆9月19日追記

最終的な修行棒(エフトが途中から降っていた棒)の重さが知りたいという感想がありましたので、ちょっと計算してみました。


重さをプラスした修行をした際に、エフトの魔力は10でした。

1日2ずつ魔力量が増加すると計算しすると、

10(元々の魔力)+2(魔力増加量)×8(年)×365(年間日数)となり、その解は5850(kg)となりました。

たまに3とか4とか増えちゃった日があると仮定して、約6000(kg)となり、最終的に6㌧の修行棒を振ってしました。


執筆中は総魔力量の分だけ加算されていく計算でやっていたのですが、そうすると公式が、2のa(乗)=xとなり、a=修行日数、x=修行の結果の総魔力量となり、8×365=2920となり、2の2920乗は、


1017623994955521568483305577113299766364495484977535496820613452870

6177139730057569992240742558864438703293504218798124322156148564225

7099510888603127447158503492926950059161017705511872937962675534694

9200074365888440771958395763066308032883671905858124495597827869066

3798208835432712017905257028295757905035575992314080560159441458540

5783598441144663396622334275431101953996442838125358017763087847229

4205684132936442202963704151046477087670331309748008740889670175814

3860817164969004372185412113677735684353760531536687781412769450150

6714503187169654963307949463097308955475980284317486622396652431047

3209915207682303812427812809574019830690464918501927457545481003365

7871442396473842079725977549201116731172917672593910871838826927785

9451752147021592635631832924777681728495957585471112230667572163907

4321392921452759103524150248298569017522734820316292364523255417948

996632576(kg)


となり、すごい適当ですが、1阿婆羅(kg)ぐらいになるんじゃないかと思います。

ということで、作者がついていけなくなるので、魔力増加量は固定数にしました。

私は数学が壊滅的に苦手なのでお許し下さい。


重さについてご質問があったので、ふと思いつき、素振りの総回数も計算してみました。

一日目は100回から始まり、一日1回増やしていき、4年目からは1日100回に増やしていったという計算すると、

(100+1a)+100b=xという公式になり、a=3×365=1095、b=7×365=2555を当てはめると、解は(100+1095)+255500=256695となりました。

つまり最終的に一日25万6695回素振りをした計算となりました。


以上作中設定の補足でした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 俺はファンタジーを読んでいると思ったら急に数学が始まっていた。何を言っているのかわからないと思うが俺もわからなかった。 [一言] 面白いです!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ