第8話
「写真、何枚ある?」
「ちょっと待ってください。今、数えます。」
「ん。」
「34枚です。」
「わかった。」
昨日の朝8時頃から、今日の朝8時、ぶっ通しで昨日から斉藤と記事を書いている。こんなに仕事に熱中したのは3年ぶりだ。
「…戸辺さん。」
「何?」
「…私たち、昨日から寝てないですよ?」
「分かってるわよ。」
「このままじゃ私たち、ダカラのCMの速水もこみち みたいになっちゃいますよ!」んー。一理あるわ。
「確かに眠いね。」
「そうですよね。」
「寝たら?」
「戸辺さんは?」
「朝ズバッ!見て寝る。」
「…じゃあ、おやすみなさい。」斉藤は、なんじゃこの人といった感じで私を見て編集部の端にいくとソファに寝転んだ。
―ピッ。―
私は編集部の端のテレビの電源をつけた。
『今日のニュースです。大阪府知事選挙まで、あと16日。斉藤隆二さんに話を聞いてきました。』ふーん。
『私はですね〜。この選挙に全てを賭けてます!皆さんのために私は一生懸命頑張りたいと思います!税金を無駄遣いせず麻薬をなくし犯罪の全てを無くせるよう最善を尽くします!どうか私に投票してください。』なにが犯罪を無くすだ。自分だろ!やってんのは!
―ポチッ。―
私は、さっきの映像を録画、ボイスレコーダーで録音をした。TV局にもらっても良いんだが、時間がかかるので、大抵は録画だ。そして、記事に使う場合、許可をもらう。これが、私流だ。
「さ。寝よ。」
私も寝むりについた。
「…さん!戸辺さん!起きてください!」
「ん〜?」私は渋々起きた。
「書きますよ!記事!」
「はいはい。」
こうして記事は勢いよく完成した。




