第1話
おはようございます
「一体!どうなっている!」
調査団の長官が観測員に怒鳴りつけるように聞いた
「分かりません!遊星が突然、形を変えています!」
観測室が地震のように激しく揺れた。室内は荒れ、回線用ケーブルも断絶されてしまった
「遊星はこちらに敵対するということなのか?」
長官の顔が緊張と恐怖に歪む
その頃 京都
「あれがぁ、新しい工場ですか?」
「はい、そうですね」
村人が不安そうに眺める景色の先には巨大な工場が姿を現しつつあった
「私たちの村に影響を与えないんですよね?ここはきれいな自然がのこっとりますから」
「ええ、事前に環境への負荷は考えてここに建設することに決まりましたのでご心配はないかと」
村人をなだめるかのようにHOS重工の職員が答える
「でも、何でこんな不便な田舎なんかに」
「それは上の決定ですから現場の私たちには何とも言えません」
近頃、こういった会話が村人とHOS職員との間で絶えなかった
まぁ正直、私も何でこんな田舎なのかは疑問がある
「ちょっと良いかな。」
私の同僚が話しかけてきた。彼はHOSのシステムエンジニアの田中だ。「ここのシステム異常なんだけど…」と青い顔をしてやってきた
田中と言葉を交わしているうちに私はふと自然に目を向けると不気味な箱型の人工物が工場に持ち込まれていることに気づいた
おやすみなさい




