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雨色パスク  作者: ちゃだえ
6/42

試験開始

3人組?もしかして個人じゃなくて団体試験なのか


そう考えている間にも周りは性別が同じが同じ等の少し共通点がある人達でグループを作り始めている。


まずいな…早く作らないと


「なぁお前1人か?」

声のした方を振り返ると金髪のチャラチャラした男がいた。


「俺と一緒に組まねぇか?」

なんだこいつ。金髪にピアスといかにもチャラいし、そこまでイケメンって訳でもないくせになんかマウント取って来そうなみたいな顔してるし、なんか気に食わない


「誰だお前?」

「俺相澤悟よろしくな。お前は?」

「緑はじめだ」

「おう!よろしくな!」


軽い挨拶を交わしあと一人をさがすこと15分…


「なぁはじめ…もしかしてだけど」

「あぁその通りだな…」


案外悟が良い奴で面白かったから話が盛り上がりもう1人を探すのことを忘れていた。その結果3人組を完成させ奴らは次々別室へ案内されて行き遂には部屋に俺たち2人だけになってしまった


「どうしよ」



「おや…お二人方だけになってしまいましたか、」

スクリーンのおっさんがコーヒーを飲みながら「まじか」みたいな顔で絶句してやがる。ちゃんと人数3の倍数になるよう調整しろよ…


「なら仕方ないですね。今はとりあえずお二人で次の部屋へお進み下さい。あと一人は次の部屋に着いた際()()しますので」

そう言われ俺達に案内係が近づき道案内を始めた


()()ね、」

「全く俺らをなんやとも思ってるんや。俺が()()()なったら絶対あいつ首にしてやるわ」

「なんだ天上者って?」

初めて聞いた単語に疑問を浮かべ悟に問うと少し笑って言った


「天上部の中でも強えトップ10人の事だよ。知らねぇのか?」


全くほんとにパスクは何にも教えてくれないんだな…


「大体の人が入るからには天上者を目指すみたいだぜ」

「へぇ、俺もめざしてみようかな」

「競走な!」と二人で指切りした後案内役について行き扉の前に案内された




「制限時間は1時間それでは試験開始です」


2人で扉を抜けた途端スピーカーからさっきのおっさんの声の声が聞こえてきた。部屋を見渡すと机と椅子が3セットに紙がとペンが置いてあるだけ。


紙にはたった一言の分が書いてあるだけだった

「信頼の宛先は?」


「だってよ。はじめは何か信じてるものあるのか?」

「信じてるものか、なんだろうな。特に何も信じてないかもな」

「全くお前は夢がねぇなぁ」

俺の返事にやれやれとした顔で俺を見ている


「そういう悟はあるのか?」

「へっ!神様だ!」


歳は聞いていないがパッと見俺と同い年ぐらいの悟がキメ顔で「神様」というシュールな光景に無表情で定番のある俺でも堪えきれず思わず吹き出してしまった


「ぷっふふふ。なんだよ神様って」

「そんな笑うなよ。昔お母さんがいい事したら神様が信じてくれるって言ってたもん」

ほっぺを膨らませムスーっとしている


「ははは。分かった分かった、じゃあ神様って書いておくな」

「おう!間違いねぇぜ」


大きな字で神様と書きを終わったその時


「たのもーじゃー!」

平和な空気を壊すよう大きな声で変なやつが入ってきた…


ピンクの髪の女だ…


「うわっ髪ピンク」

「おいおい悟失礼だぞ」

「本当にじゃぞお前ぶっころじゃぞ!」


短いピンクの髪に真っ赤な目。ロリっぽい体型にフリフリなスカート。一言で言うなら「お子ちゃま」だな…


「お前は誰なんだ?」

「わしの名はアガサ!天才天上者…に成りたいものじゃ!」

「いや、成れてないのかよ」

ツッコミと同時に悟がガクッと転ける


「アガサね。どっかの国民的チビ名探偵の博士の…」

「それはアガサ博〇士じゃ!」


「確かトゲトゲした毒のある高級魚の…」

「それはカサゴじゃ!」


「フラフープをくぐって遊んでる水族館のショーで人気な…」

「それはアシ…イルカじゃ!」


「今アシカと言い間違えたな」

「誤差じゃ!」


ははははは

2人の大きな笑い声が響く


「ってそんなことよりもお主ら試験は解いたのか?どれどれ」

アガサのちっこい足でちまちま近づき俺らの解答をみて大爆笑を吹き出した。


「ぷっーはははは。なんじゃ、神様ってぷっーははははははははは」

「なんだ、俺達の回答がおかしいって言うのか?」


(頼む恥ずかしいから「達」って言わないでくれ)


「お主らほんとにこの試験受かりに来てるのか?笑笑笑笑」

「おうもちろんだぜ!なっはじめ!」

「お、おう」

下手っぴな相槌だがもちろん馬鹿な悟にはバレていない


「しょーがないのじゃ!お主らにこの試験の必勝法を教えてしんぜるのじゃ!」


「必勝法なんてある訳ないだろ。何が答えとかわかんないし」

俺と悟の視線が集まる中アガサは意気揚々とこう言った


「なんてったってわしは去年1次試験に合格したのじゃ!」


---ある人達の物語---


「そういうばはじめ。お前ってこの試験来るまでどれだけ練習とかしたんだ?」

「えっいや昨日異能を見たばっかりだ」

「えっ?じゃっじゃあ、ウェポン何使ってるんだ?」

「なんだウェポンって?」

「…………お前、ハードモードだな……」

「えっ?」


はじめ、悟


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