ヤマノカミ
「敵ってどこにっすか?…」
「………」
悟の問いかけに1つのリアクションもなしに地面を見つめている…
「あ…あの…」
「し!静かに…もう手遅れか」
ミキミキという音と共に地面にヒビが入っていきどんどん盛り上がって来ている…
盛り上がりを見せそこまで時間もかからない間に車程の大きさにまで大きくなってきた…
「これってヤバいんじゃ…」
「自由の翼」
言葉と共にアライの背に大きな純白の翼が生えた
「手貸して、離れるよ」
「はい。喜んで」
地面をけると空に向かって勢いよく飛び出しスイスイと宙を進んでいく…。だが振り返るとさっき車程だった者が手足が生えビル1つ分くらいまで大きくなっている…
「アライさんあれってバグなんすか?」
「そうだよ。きっとだいだらぼっちかな」
「だいだらぼっちってあの都市伝説のすか?」
「そう、だけどなんか変」
彼女の顔に焦りがかかる
「何がですか?」
「放を使ってたのにあんな近くに行くまで気が付けなかったこと。多分誰かによって意図的に隠されてたのかもしれない」
「意図的?てか放ってなんなんですか?」
「詳しくははじめに聞いて。とりあえず合流し…ア゛」
悟の視界に薔薇が咲く。画面中には左手のない少女が居た。高度30mのなか…飛んでき土によってアライの左半身は吹き飛ばされた…
「アライさん!!!」
溢れ出る血のままアライは気を失ってしまい、そのまま真っ逆さまへと落ちていった………
「そういえばお主って結局異能使えないのじゃ?」
「ああ、そうだ。だから前師匠にウェポンの練習してもらったんだ」
(と言っても1回だけだけど…)
「お主の師匠なんて名前じゃ?」
「パスクだけど」
「パスク?」
頭をボリボリかき何か考えている
「知ってるのか?」
「どーっかで聞いたことあるような気がするのじゃが……。あっそうじゃ!今度わしの師匠と戦う相手の名前じゃ!」
「戦うってどういうことだ?」
「知らぬのか?1ヶ月後くらいに昇格試験があるからその時にわしの師匠がお主の師匠にいっちょお手合わせ願いに行くそうじゃ」
そう言い最後のひとつだった3色団子を食べた。
「よし、ご飯も食べたことだし探すとするか」
「ここら辺の地形は放を使っても探しに行くのじゃ」
腕を組んで辺りを見回している
「お前放できるのか?」
「昔師匠に習ったのじゃ。逆にそれしか覚えとらんのじゃ。」
ドヤりながら放をしているアガサを横目で見る。
それは悪いことだろ…
「んんーとどこじゃろうなー」
俺も目を閉じ意識を心臓に集中させ放をする…そうしてくると電車の時動揺1点の違和感を感じた…
「あそこだな」
「じゃな」
2人で指を指した方向には大屋敷があった…
瓦がところどころなかったりと今にも壊れそうな雰囲気だが煙が上がっているため誰かが住んでいることがわかる
「これは野生の感じゃが…あそこにおるものはかなり強い気がするのじゃ…」
黒鉄の金棒と俺の銃…どちらも強く握られた…
---ちょこっと豆知識---
天上界御三家
兎鯨家
ニコラ家
アライ家
の順で強い…




