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雨色パスク  作者: ちゃだえ
26/42

三角関係

「言ってなかった?」


……さっきの流れから絶対に家関係のやつだ。ここで聞いてしまったらきっと…いや必ずこれから名前で言う時気まづくなる…。さすがにアガサと言ってもそんなプライバシーなことは…


「なぜなんじゃ?」

(聞くんですよね…)


「アライ家は力が全てだから生まれてから異能が出てくる生後1ヶ月までは名前付けないの。出た異能が強かったらそれ相応の名前になるんだけど……私の場合アレだったからつけてもらえなかったの……」


「アレってなんじゃ?」

「アガサ…これ以上家族に踏み入れない方がいい」

「…なんかごめんね」


ポカーとしているアガサと場を察した俺。自分のことだから状況を変えずらいアライ…不穏な空気が流れる中いちばん辛いのは誰だろか……おまわりさんかな


「なら結局ミキちゃんって誰だ?」

「この老いぼれボケてるのじゃ」


「老いぼれ言うな」


「じゃあ老害じゃ!」

「塩梅でおっさんだろ」

「いや、おまわりさんでしょ」


3人を見ながらおじさんはずっと立ち上がって言った

吉野卓三(よしのたくぞう)です」


「あっ…すいません…」

3人の声が小さくハモった…


その後再び駅に戻って探しても見つからず、少し溜まったアライの能力で近くを探したがかなり異能力量を使用する必要があったからほんの少しの範囲しか探すことが出来なかった…



---19時09分---


「あいつほんとにどこいったんじゃ?。もう暗くなってきたのじ」


悟の捜索からもう約6時間周りの色んなところを探したけど全然見つからず辺りもすっかり暗くなってしまった…


「そういえばこの後私達どこに泊まるの?」

「あっそういえばどこも予約してない…」

悟のことばかり気にして今日のこと全く考えてなかった…


「それならわしが予約したとこ来るのじゃ!こんなこともあろうかと悟とはぐれて真っ先に確保したのじゃ!」


(絶対夜ぐっすり寝たかっただけだろ…)


「とりあえず行くのじゃー」



アガサについて行きたどり着いたのはそこまで大きくない家に女将が1人で営業している民家


本当にここは泊まる専用の家なのだろうか…

またアガサが無理やり「泊らせろ」とか言ってなければいいんだけど…


そんなことを考えていると女将が一礼し挨拶を始めた

「こんばんは。皆様よくぞいらっしゃいました。相澤悟様でよろしかったですね?」


「大丈夫じゃー!」

「なんで悟の名前にしたんだ?」

「そりゃ悟の名前で登録しといたら泊まる時悟がおらんと違和感が出るからメタの都合上再開できるかなーっと思ってじゃ!」

「それ使ったらダメだろ」


「あとあいつの名前使ったらどう足掻いても請求書はあっちに行くと思ったからじゃ!」


「なかなか良い性格してるね」

「どうもなのじゃ!」

「褒めてないよ」

「?!?!」


中はいらないものが少なく質素だが逆にそれが心地よい。ふかふかの布団にとなりのト〇ロで見覚えのあるような風呂もありアガサがずっとウキウキしていた。


「先お風呂行ってくるじゃー」

着替えも持たず金棒とタオルだけ持って行こうとしてる


「金棒いるか?」

「分かってないのじゃお主。お風呂でわしが気持ちよくなってる時は夢鯨ゆめくじらにシャワーをかけ、わしがシャワーを浴びとる時夢鯨(ゆめくじら)がお風呂に入るという事じゃ!」


(金棒に名前あったんだ…)


「そんなんしたら錆びるぞ?」

「ほんとに甘ちゃんじゃなお主。生きとるものは死があるから今を頑張って美しくなるのじゃ。金棒にも死があった方が美しいのじゃー!!」


「変な(へき)だね」



若干引いたアライなんぞ気にもせず満面の笑みで走り去っていった…金棒を置いてい


「あいつあんだけ言っといて忘れてくのかよ…」

「本当に賑やかな子だね」

「ご飯までは時間あるしな…」

「ならせっかくだし怖い話でもしてあげるよ」

めずらしく少し笑っている


「修学旅行かよ」

「ふふふ。怖すぎてチビったらダメだよ」

「そんな歳じゃねえよ」


また笑いながらアライはいつもより少し怖く話し出した…


「これは実際に体験した話です……」



---ある人の物語---


「お風呂じゃー!!」

行き良いよく扉をスライドさせアガサが入ってきた


「んーどれどれ…なかなかいい温度じゃ!」

「これなら夢鯨もよろこ……どこじゃ……どこじゃー!!」


アガサ

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