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雨色パスク  作者: ちゃだえ
25/42

悪魔の子

「大丈夫か?」


アライは右手で両目を隠しながら震えている


「あ…っああ……ああ、ご…ごめんなさい…ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい」

「アライ?」

俺の声には耳がなく震え繰り返す


「ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…」

「アライ!!」


大きな声で言うとようやく反応し理性を取り戻し始めた…


「大丈夫か?」

「………」



近くのベンチで腰を下ろし少しするとようやく大丈夫な状態まで戻った


「さっきはごめん」

下を向きながら謝る


「大丈夫。それよりどうしたんだ?」

「ちょっと過去のこと思い出しちゃって」

「…そうなのか」


「少し聞いてくれる?」

頷くと1度大きく深呼吸しアライは話し始めた




「天上界には天上者を多く輩出する優秀な家系、御三家と呼ばれるものが存在するの。その中の一つ…天上者を過去73人輩出という最多記録を保している家。それが私のアライ家。


ある時代では天上者10人中6人アライ家と言うほどその影響力はすさまじかったの


だけどこの10年アライ家は1人も天上者を輩出することが出来ていなく焦っていた…そんな中私は生まれた。


過去のアライ家の誰よりも優秀で強力な異能を持って生まれたが異能力が極端に少なくほとんど使い物にならないハリボテ。それが私アライ。


ちょうど同い年。神の悪戯か、アライ家の人間を嘲笑うよう御三家ニコラ家で無限の異能力をもつ女の子が生まれた。


美しい容姿、無限の異能力、その子は数年経たないうちにニコラ家はおろか天上部の人から今後の活躍を願って()使()()()言われるようになった


そんな中振り返るとアライ家の影は薄くなりその恨みの矛先として私に当てられた。


対称に恨みを込め私はアライ家の人間から悪魔の子と言われてるの」


美しいその瞳からは涙を流した…


「能力だけは強かったから私は生まれてきてから技の練度よりも異能の消費効率をあげることだけを特訓し生きてきた。その成果が出て天上部の平均30%のところを私は95%程まであげることが出来たんだ…


逆に言ってしまえばもうほとんど伸びしろは無い。

今日は何回も異能を使ったからあと数時間は異能を使えない。実は今この瞬間君の方が戦力なの…」

悲しそうに下を向く彼女に俺はかける言葉が見つからなかった…



「おっおったじゃー!!」


空気も読まずに鼓膜が破れるほどの聞きなれた大声。そんなことができる人を俺は1人しか知らない


「久しぶりじゃ!はじめ。げんきじゃったかー?」

「おう。何とかな。それより悟は?」


「そうじゃ、そうじゃった。あいつがいきなり迷子になって困っとるんじゃ…そういえばお主は誰じゃ?」

アライを見つめ首を傾げながらキョトンとしている?


「お主……彼女おったのか?」

「俺に彼女がいるように見えるのか?」

「あー確かにそうじゃ。悪かったな」


こいつめ…後で覚えとけよ

「この人はアライさん。任務に同行してくれることになった人だ」


アライは急いで涙を拭き少し下を向いたまま挨拶を交わすしたがアガサはそれをずっと見つめている 


「そうなのか…お主強そうじゃな」

アライの今の気も分からずこれまたデリカシーのないことを言ってる…


「そんなことないよ。きっとあなたの方が強い」

「1回だけ戦ってくれぬか?」

まーた金棒を右手に握りしめ目をキラつかせている


「そ、そんなことより悟だろ?悟」

(何とか上手いこと話変えれた)


「私が探してあげ……キャパオーバーだった」

「しょうがないみんなで探すか」


「電車までは一緒におったのにのぉ…」

頭をボリボリさせ考えているっぽいけどなんかこれじゃないなーみたいな顔を浮かべている


「とりあえず交番じゃ!」

そう言うといきなり走り出してしまった…


「…大変な仲間を持ってるんだね」

「ホントだよ…」




「おまわりー。相澤悟ってやつ知っとるかー?」

「おまわりってヤンキーかよ」


「はい、いらっしゃいませ…じゃなかった。久しぶりだね、みきちゃん。今日はどうしたの?」

中から70代くらいの優しそうなおじいさん警察が出てきた。


「みきちゃんってだれじゃ?」

「アライのことか?」

「いや私苗字だけで下の名前ない…」


「えっ?」

「えっ?」

「えっ?」


3人の声が一斉にハモった…


---ある人達の物語---


「ひっさしぶりー元気してたー?」

「やっぱり生きてたんですか」

「人を病人扱いとは酷いねー」

「数日前まで病人でしょうに」

「あっそっか笑」


パスク、ミント、

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