車掌室
「放」
人間なら誰しもが持っている異能力
それを身体の内側、心臓に貯め、放出する。
建物など物質はすり抜け進んでいく。だが人間やバグなど異能力を持っているものとぶつかった場合すり抜けれずその地点で波紋のようになくなってしまう。
その波紋の感覚を頼ればバグ、人の場所を知ることが出来のだ
「それにしてもはじめは凄いね。こんなすぐ放ができるなんて」
アライが無理やりやった事なのに出来て驚き目をぱちくりさせている
「レアなのか?」
「天上部でも半分くらいの人は異能力を上手く貯めれないから実は高難易度な技なんだ」
(そんな高難易度なら新人の俺元々出来るわけないんじゃ……)
「やっぱりパスクの弟子なだけあるね」
「そんなあいつって凄いのか?」
「私の力が2倍になっても勝てるかどうか」
単純な速さとかの話なら確かにそうかもしれないか問題はあいつの職業態度だな
「よしここだね」
安定の涼しい顔で「車掌室 この先立ち入り禁止」とでかでか書かれた扉向かって指を指した
さすがに入っていいのか理性に聞いてみたけど答えは出なかったので黙ってアライの後ろに付いた
数々のレバーや作動ボタンが掲載されている機械と車掌がいるだけで得に変なところが無い。強いて言えば車掌の顔がカンカンなとこくらいだ
「君たち何してる!!ここは立ち入り禁止だ!!!」
禿げた車掌が大声で怒鳴り俺だけ驚く。小心者の俺はすぐさま引き返そうとしたがアライは至って平然で構えている
「蜂の巣」
「えっ?」
アライの体周りに弾丸のようなものがいきなり数百個出現し機械や車掌お構い無しに前方全てに撃たれた。放たれた弾丸は車掌はおろかレバー、ボタン全てを撃ち抜いた
「なっ…何してんだ?しっ…死んでる!?!?」
「まだ生きてるよ」
「よく見て」と言い指さしてる車掌だったもの見るとさっきまで鉛玉を喰らい穴だらけになっていた胸や頭がどんどんと治っていっている
「荒れる葉刀」
体を中心に円を描くように30cm程の剣が出現し車掌であったバグを鋭い刃で切り裂いた
小間切れにはとなった車掌の体はバラバラと崩れ消えていった
「たまにいるんだよね、人そっくりなバグ」
「…なんで偽物だって分かったんだ?」
「だってこの無人電車だから」
「えっ?」
あとからスマホで調べてみるとちゃーんと無人列車って書かれていた…。壊れた機械とかもバグが具現化したものの1部らしく別の部屋に本物の機械があった。つまり色々焦っていたのは俺だけだったってことだな……
---12時09分---
少し積もった雪がほんのり寒さを感じさせる中2人は無事あがさたけ村に到着することが出来た
「そういえば一般人も異能力あるなら調べてなかったら車掌かどうか分からないってことなのか?」
ブルブルと首を振る
「一般人に異能力があるって言っても本当に少ないバグと区別が簡単なんだよ」
そう話す体は寒さでブルブル震えている
「寒いね」
「色んな異能の種類あるなら体をあっためる異能とかないのか?」
「あっ確かに。体を温めればいいんだ」
「火の踊り」
手のひらから炎の妖精みたいなやつが現れ俺とアライにふーっと炎の息を吹きかけた。
「あっつ!……って熱くない。 」
「ちょうどいいね」
見た目より全然暑くない、てか少しか心地いい。
「ほんとに便利な異能だな」
「……まぁね。けど想像力がないから何したらいいのかわかんなくて。私が使うのは大体先生に教えてもらったものだから」
「先生?」
アライは嬉しそうに頷いた
「天上部で稽古つけてもらってる先生。強くて優しくていい人なの」
(俺の先生ポジのパスクとは大間違いだな……)
「そういえば私達の他にあと二人いるんじゃないの?」
「確かあさがたけ村に先行ってるって言ってたから近くにいると思うんだけど」
遠くまで辺りを見回しても誰も居ない。さっきバグにあったこともあって「もしかして」と嫌なことばかり考えてしまう
「おや皆さん。誰かをお探しですか?」
振り向くと杖を着いている腰の曲がった老婆がいた
「人探しをしてんだが……」
「おばあさん、今どこから現れたの?」
俺の質問を遮りアライが睨みながら言う
アライの質問に老婆はニヤリと笑った……
---ある人の物語---
「お前は悪魔の子なんだよ家の名を語っておいてこの成績……はぁ本当に使えないね」
「ごめんなさい。ごめんなさい。次こそしっかり……」
「おだまり!!いつもそればっかり……もういいわ、早くどっか行ってちょうだい!」
「……はい」
???、???




