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雨色パスク  作者: ちゃだえ
18/42

新たな始まり

「この人はうちの会社の派遣スタッフしずくさんです」

「…ひっ……ひぇー」

紹介している今もダンボールコンコンを辞めようとしない


「ど、どうも。ていうかなんでこの人はダンボールの中にいるんだ?」


「しずくさんは極度の人見知りなので初対面のはじめさんに緊張しているんですよ。さっきはじめさんが病院から帰ってくるって言ってからずっとこの調子です」

さっきダンボールの中の人のこと大人って言ってたよな……なかなか雑な扱いなんじゃ…


「お、おう。これはこのままでいいのか?」

「しょうがないですね。はい、出てきてください」

そういい「開けないで」と言っているしずくを無視し無慈悲にダンボールを開けた


「はい、再び自己紹介。安浦しずくさんです」


ミントがそう言うとダンボールからオドオドとしながらも少しづつ顔を出した

「…こっこんにちは…。えーっとーえーっとえーっと………しずくです」


ウルフカットに一見クールな小さな顔。水色の服にオドオドおどした目。一見普通だ


「しずくさんは私と同じく事務処理と介護や配達などの天上部ってバレないようにするための表向きの顔の仕事担当です」

何故かミントが胸を張る


「表向きの顔って言ってもミントが事務以外してるとこ見た事ないんだけど」


「そりゃだってほとんど仕事の依頼来ませんから。まぁ金額設定自体をものすごく高くしてるので仕事の依頼をこさせなくしてるんですけど」


意気揚揚と騙っているが実際に介護とか来たらミントは仕事できるのだろうか。仕事場に行く道で迷ってそうなんだが


「まっそんなところで。私はここで失礼します」

しずくを置いて立ち上がり別の部屋へと向かう


「どこか行くのか?」

「私がここにいたらきっとはじめさんとしずくさんがそんな喋んないって思ったのでお風呂入ってきます。いっぱい会話して仲良くしてくださいね」

悪意のあるいい笑顔を見せ部屋を後にした


仲良くしてって言われてもな…元々俺もだいの人見知りだからなあ……


「あ、あのしずくさん?」

「はっははい。どうしましたか?」

「……暖かいお茶でも飲みます?」

「………お願いします」


静かな部屋だ、


(一応私こう見えてもここの業界に1年くらいなんだけど3日目の新人さんに変な風に気使われちゃった……あーーーー。まずいこのままじゃまずい。


このままだと会う度に「あっこんにちは。居たんですね……お茶飲みます?」ってキャラになってしまうー。ダメだそれだけはダメだ。


今の私はただでさえ5歳も下のちびっ子中学1年生のミントに舐められてるんだからこれ以上誰かに舐められたりでもしたら私のちっぽけなプライドがもたない……)


一方その頃お茶を入れているはじめにも頭に思考が渦巻いていた



(えっどうしよう。多分だけど俺から話振っても上手いこと行かないよね?だよね?。


ミントめ…あいつお風呂に行きやがって。あっ、てか俺が来る前まではミントと話してた訳だから何話してたか聞いて同じような内容を喋ればいいんだ)



「……そういえばミントとはどんなこと話してたんですか?」



(えっ?なにこれもしかして私探られてる?もしかしてこの子ミントの使いの人で私が人から聞いた内容を簡単に話す人かどうか探り入れられてるのか?……いや、違うな。


この人はそんな人に見えない。ただ単に私がミントとでも喋らないんですか?って聞きたいんだ。絶対そうだ。そうに決まってる、なんでバレたんだよ。


ミントと居てもあっちから話題振ってくれるばっかりでそんな喋んないよ泣)


「……とっ、特に」

「…そうですか」


(あっ、終わったわ。多分この人俺と喋りたくないんだな泣。うんそうだ。人見知りな俺でもここまで避けられたことはないぞ。


って言うかじゃあ今からどうすればいいんだ?

パスクの仕事が無いから家にいるしかないし、

でもミントは風呂……しかもあいつ結構長いし、どうすれば……)



そんな空気を救ったのは我らが代表、あの人だった


プルプルプルプル


凍った空気に着信音が鳴り響く


「…あっ、出て大丈夫ですよ…」

「ありがとうございます。失礼します」

不在着信だったので電話に出てから耳元にあてる


「はいもしも…」

「ワシじゃ!」

うるさい声が聞こえてきた


(これが噂の詐欺ってやつか。実際にあるんだな)


「すいません、お金ないんで切りますね」

「ちょちょちょ、待つのじゃ。ワシじゃよワシ。アガサじゃよ」

そう来るとは思ってなかったらしく相手は慌てている

「あー確か小学校の時そんな花育てたっけか」

「それはアサガオじゃ。文字は似とるが口に出すとそんなに似てないのじゃ」


「それでいきなりどうしたんだ?」

「任務じゃ!ワシとお主とあのバカと3人で任務することになったのじゃ!」


「いきなりだな。てかどうして入ったばっかの俺達3人でだけで任務を組めるんだ?」


「ワシがちぃとお願いしできたのじゃ!」

多分脅迫とかの方が近そうだな…


「ちなみになんの任務だ?」

「村に行くのじゃ!」

「村?」

「あさがたけ村じゃ!」

アガサのでかい声でしずくがビクッとした


なにか新しいことが始まる気がした…



---ある人達の物語---


「アイそろそろ行く?」

「いやーちょいまち」

「なぜ待つ?」

「今ゲームめっちゃいいとこなんだよー」

「早く」

「うぃーす」


???、???

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