テケテケ
「伏せてっ!」
言われた通り伏せた俺の体の上をおぞましい速さでテケテケが突っ込んだ
テケテケが体当たりした壁はドシン!と大きな音を上げて展示されていたたくさんの絵画が落ちてきている
「ごめんだけどまた抱えるね」
返事より先に俺を抱き抱え猛スピード走った
「どこに行くんだ?」
「とりあえずテケテケ逃げないと。噂だと追いつかれたらテケテケと同じように体を真っ二つにされるらしいよ。」
お気楽な喋りだが顔を至って真剣だ
「そりゃ怖いことで。ていうかテケテケは殺せばいいんじゃないのか?」
「殺したいけどはじめが一緒だからね」
まるで「はじめが足でまといだよ」とでも言いたげな顔をしている。
「足でまといで悪かったな」
「バレてたか笑。とりあえずどっかの教室に隠れよ」
咄嗟に近くにあった家庭科室の中に入り俺とパスクが再び戦闘態勢を整える
「全然来ないね」
「だな」
5分ほど立ったがあれから物音1つしない
「今更なんだけど質問いい?」
「なんだ?」
「はじめって幽霊信じている?」
「信じてなかったら今テケテケから逃げてねえよ。そういうパスクも信じてるだろ?」
「……」
「パスク?」
振り返って見ると部屋にはもう誰もいなかった。廊下に探しに出たところでまた放送がなった
「ピンーポンーパンーポンー現在パスクは理科室を移動中です。お気をつけください」
静かな家庭室にアナウンスが響く。そしてその瞬間はじめの頭の中に嫌な記憶が姿を表した
「相手を放送した位置にワープさせる。これだった場合私達にほとんど勝ち目は無い…だったな……」
とりあえずパスクと合流することが第1だな。そしてその後テケテケを……
「…テケ……テケ……テケテケ……」
背後から嫌な音が響く…
「……テケテケテケテケテケテケテケテケ」
振り返り見てみると奥から異様な速さでテケテケが走ってきていた
それからはあんまり覚えていないがただただ走った。5分10分15分とどんどんどんスピードを上げてくるテケテケに追いつかれないよう俺も必死になって走った、ただただ長い1本道を
「……っはぁ、はあ。…まだ、続くのかこの道。っはあ、早く曲がり道を……」
テケテケと初めの距離およそ60cm。どんどん疲れが出てくるはじめに対し、1歩また1歩とテケテケがスピードを上げていっている。
(……も、もう。だめ…)
目眩がし視界が真っ暗になり俺は倒れた
一本道を全力で走り続けること30分。疲労の蓄積により俺はは意識を失った。だが運の良い事に距離が近すぎたあまりテケテケは急ブレーキをかけれずそのまま走り去ってしまった。
目が覚めると目の前には今まで通りの長い一本道の廊下とパスクがいた。そのおかげで安心したのは内緒だ
「あっやっと起きた。ねぼすけだね」
「なんでここにいるんだ?」
「私もここにワープしてきたの。近くの窓を壊して外に出ようとする度どんどん違う場所にワープされていって気がついたらここって訳」
考え方がもう野獣のそれだな
「物騒だな。それよりパスクこの廊下無限に続くんだけどこれって」
「あぁそうだね。これは七不思議「永遠に続く廊下」だね」
「なんで七不思議が8個もあるんだ?」
「8個じゃないよ。理科室に飛ばされた時は「動く人体模型」音楽室に飛ばされた時は「目の光るベートーベン」そして「永遠に続く廊下」これで10個目だね」
「どうなってるんだ?」
わけも分からず聞くとそれらしい説明をしてくれた
「七不思議と異能が結びついてバグかできたと思ってたんだけど違ったみたい。多分これは学校の怪談がモデルなバグっぽいかな」
「それだとなんか変わるのか?」
「数が7個以上あるってことだけで特に問題は無いかな。とりあえず廊下から抜け出すよ」
何故かラジオ体操みたいなことをして体を伸ばしている
「抜け出すってどうやるんだよ?」
「少し下がって」
「いいけどうするんだ?」
「えい!」
行き良いよく天にあげたかかとは美しい軌跡を描き加速度的に素早さを上げ廊下を貫いた
「無限に続くのは廊下の話で別に下の階とは関係ないんと思ってたんだよね」
(こいつ……ほんとにヒロインかよ…)
「よし、じゃあそろそろ終わらせるよ。ファイナルラウンドってやつだね」
大きな音に寄ってきたのか下からはテケテケがこっちを見ている。それに対しパスクはポキポキと指をならし拳を構えこの学校での最後の戦いが始まった
---ある人の物語---
理科室でのこと
「あら?はじめがいなくなった、いや私がワープしたのか。やっぱりワープ系なのか」
「ころします。あなた」
ガラス張りで展示されている人体模型がガダガダ振るえながらこっちを見ていた
「んーどうやって遊ぼうかな、」
内蔵を取る時痛みが発生することがわかったパスクはその後痛みでショック死するまで取って付けてを繰り返した
パスク




