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雨色パスク  作者: ちゃだえ
13/42

1つ目


「…師匠はある日突然帰ってこくなった。」


少し時間が経ちパスクがそう話はじめた…


「私は師匠の弟子だった。

2人で任務に行って帰りにおやつを買って帰る。

それが日常だった。大好きだった…この日々が毎日続くと思ってた…けどそんな日々はある日突然無くなった…


今でも忘れない「すぐ終わる用事だから1人で行ってくる」そう言い残しそれっきり会えなくなった。


1日2日経っても帰ってこなかったからさすがに心配して近くの場所とか本部とか探したけど全く見当たらなかった。

見つかった唯一の手がかりは師匠の部屋に置き手紙が1つ。



必ず帰ってくる。


任務の手続きは今まで通りミントができるからこれから頼んだ。あと今日をもって私エルロットはお嬢の師匠の座、そして天上者、天上部から去ることになった。


次の天上者にはお嬢を指名したからよろしくな。

覚えているか?お嬢。英雄は死なない、期待してるぞ。まぁ天上者ってのはゴミだから弟子でも雇って楽しく過ごした方がいいぞ。


PS お前ら2人とも大好きやぞ



お嬢って言うのは師匠が私に着けてくれたあだ名。最初は嫌いだったけど今になって思うと嬉しかったな…


「必ず帰ってくる」その言葉を信じてその後調べたりしなかったけど……もう死んでたんだね」

その美しいエメラルド色の瞳から涙をさらに流した



---18時27分---



終始無言のまま本屋を出てた後再び車を走らせ小学校へ向かった


「さっ着いたよはじめ」

「お、おう。ありがとう」

なんと声をかければいいのか分からず少し戸惑う。それを見てまた少しパスクの顔に悲しみがかかったように見えた


「さっきはごめんね」

「何がだ?」

「泣いちゃったこと」

目元にはまだ少し泣いた跡が残っている


「いや、俺こそお前の大切な人に向かって誰だ?って言ってしまってごめん」

二人の間に沈黙が流れた

「…いこっか」

「…だな」


学校の中は数メートル先を見ることが出来ないほど暗くそしてボロボロである。


「よし。じゃあはじめよっか」

「始めるって何をだ?」

「そりゃ簡単!小学校で普通の子供なら1度はやったこと あるであろう物。学校七不思議だよ」


ここに来る途中お腹がすいたといいコンビニによってデザートを食べたからというものさっきまでのなんとも言えない雰囲気がまるで嘘のようである


「懐かしいな、よくやったっけな」

「ちなみに義務教育受けてない私は小学校も行ってないのでほんとに初見です」

パスクがドヤっている。もちろんドヤれることではない


「ってことでまずはトイレの花子さん」

「トイレの花子さんは知ってるんだな」

「ミントが前教えてくれた」

なんか嬉しそうだ。確かにあいつオカルトとか好きこうだな。




「ということでやって参りました。女子トイレー!」

大声で喋りどっかの歌手涙目の仰け反りを見せる


「トイレだけでなんでそんな元気なんだよ」

「そりゃだって学校のトイレなんて初めてだしいい経験じゃん。雰囲気出てマジっぽいし。まぁ多分バグとして出るんだろうけどね」

「そんなメタいこと言ったら怖さ半減だよ」


「どうする?ジャンケンしてはいる人決める?」

その言葉に心臓が悲鳴をあげる


そんなことしてもし俺が負けて1人ではいることになったらビビりまくりでまーたパスクに笑われてしまう


「ふふ。怖いんでしょ」

「…うん」

「はじめは意外と可愛いなー」


男の恥をすてパスクに先頭をきってもらい入ると中はところどころにシミや苔があり。1滴また1滴と蛇口から水がしたたり落ちる音が聞こえてくる


「うわーやっぱり雰囲気あるねー。いかにもって感じじゃん」

「そんな呑気なお前のテンションで雰囲気ぶちこわしだぞ」


「まったく、お化けより君の方が何倍も怖いよ。」

隣で「はぁ」と大きなため息をつかれた


「えーっと確か1番奥の扉を三回ノックするんだよね?」

「ああそうだよ。けど気をつけ…」


コンコンコンッ!!


俺の言葉を聞き終える前にとても早く3回連続でノックした



「なんにも出ないね?」

「いや早すぎだろ。本当は「コン…コン…コン」ってもっとゆっくりやるもんだぞ。」

「えっそなの?知らなかった。ちゃんとミントの話聞いとけばよかった」


「あっ、あのぉ?」

俺達の会話を遮らぬようにと気まづそうな子供の声がトイレの中から聞こえてきた


「うわでた」

「お化けみたいに言うなよ」

「だってお化けじゃん笑」

確かに…


「すっ…すいません。私ってもう出ていいんですか?」

「ダメです」


そう言うとクラウチングスタートを思い出させる準備体型の構えからのフルスピードで個室目掛け思いっきり体から扉ぶつかった。


パスクの本気タックルを食らった扉は「バゴン!」と音を立て粉砕され中にはわざわざ待機してくれてたであろうで花子さんらしき幼女が死んでいた


「ふう。これで1人目」

舞っている粉ボコりを手で払う


「いや扉開ける前に外から奇襲は反則だろ。プリキュアは変身中攻撃禁止ってタブーがあるくらいだし」


「まっ楽しかったからいいや。よしじゃ2個目行きましょー」


パスク自体がもう七不思議のひとつに食い込めそうだよ…


---ある人の物語---



本屋の帰り車でまた揺られるかと15分


「……なあパスク…お昼ご飯どうする?」


本屋以来ずっと泣いているので本当に言いずらいんだがお腹すきすぎて結構やばいんだよ…


「……グスツ。…何が食べたいの?」


前入隊試験行った時はす〇家の牛丼行ったけど今雰囲気的に外食は無理そうだ、

「コンビニがいいな」

「…分かった。」


たまたま近くにありずぐコンビニに着いた

2人で入ったが俺が先に帰ってきてくるまで待つこと数分


…遅いな。きっと食欲がないんだろうな


「…ただいま。」


大きなレジ袋を抱え帰ってきた。中身を見てみるとサンドウィッチに弁当、プリンが6個もあった


(めっちゃ食うやん)


はじめ、パスク

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