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雨色パスク  作者: ちゃだえ
10/42

朝ごはん


---10時35分---


満点の青空に輝く太陽。俺が子供なら公園に行って無邪気にブランコをこいでいただろう。


「おーいパスクー早く起きろー」

事務所寝室に俺の大きな声が響き渡る。


会場を後にするといつもの外車が止まっていてそのまま真っ直ぐ帰ることが出来た。たがめんどくさい仕事を押し付けたらしく隣で「いつか革命が起きたら上層部ぶっころやな」みたいなことをブツブツ愚痴っていた


「はじめさん起きてたんですか。てっきり寝坊派かと思ってましたので私が早く起きて起こしてあげようと思っていましたのに…」

パジャマ姿のロリっ子ミントが扉越しに歯を磨いている


「そんなこと言ってお前今起きばっかだろ」

「いえ違いますよ。1時間前には起きていました。ただ …ちょっとYouTubeが面白くて」


ミントはスマホとか使わない真面目なイメージしかなかったんだけど意外だな


「てっきり勉強ばっかして見ないと思ってたんだが」


「何言ってるんですか、私だって見ますよ。寝起きと寝る前にヒ〇キンを見る。これが私の最近のトレンドなんです。

あいつの商品紹介本当に面白いんですよ。最後には「today’s ヒ〇キンズ point 」とか言い出すんでいつもお腹抱えて笑ってます」

満面の笑みを浮かべながらキラッキラの目が今にも飛び出しそうだ


「やっぱお前はまだガキだなー」

「ガキとは失礼ですね。そう言うはじめさんは何見るんですか?」


「なんだろうな、Fi〇her'sかな」


「あーそういえば昔クラスの男子がそんなの言ってました。一応見てみましたがやはりヒカ〇ンにはかないませんね」


こいつなかなかの信者だな…変なこと言って怒らす前に話題を変えなくては…


「そんなことより早くパスクを起こさねえと」

「そういえばそうでしたね。なにか予定でもあるんですか?」



「試験合格おめでとう。いきなりだけど明日一緒にやることあるから頑張ってねって昨日言ってたんだけどこいつが全く起きねぇから」


それを聞いてミントがやれやれと呆れパジャマの裾をめくった

「しょうがないですね。いつもの方法を使うとします」


「えい!」

勢いよく布団を引っ張った


「んんーん…しゃむい、」

布団をとったパスクはお腹を出しながらブルブル震えている

「社長起きてください。」

「んんーん…しゃむい」


「朝ごはん出来てますよ」

「……今行くー」

ご飯には釣られるんだ、、


「はじめさんって料理出来ます?」

「まぁなんとなくなら」

「なら良かったです。手伝ってください」


「え?もう作ってあるんじゃないのか?」

「あれは嘘です。今言っといたら出来上がる頃に寒さでちょうど起きてくるんですよ」


「さすがミント。俺に出来ることなら手伝おうか?」

「ありがとうございます。ではお願いします」


卵焼きにウィンナー。牛乳にトーストと言ったまるでアニメで見るような朝ごはんをテキパキと作っていった…基本ミントが。俺は冷蔵庫から材料を取ってくるだけ係だった


「んーミントーいる~?」

寝室から目をつぶり死にかけのゾンビみたいな歩き方でやっとパスクが登場した

「おはよ。遅かったな」


「あっはじめ君起きてたんだ…ってことは私の寝相とか見られたてってことか。そりゃまずいな、私のお姉さんキャラが崩れてしまう」


「安心してくれもともとそんなお姉さんキャラなんてもんはない」

ふふっとパスクが笑うとミントがご飯を運び始めた

「ほら社長、ご飯もうできてますかちゃんと食べてください。」


「…んーいつもありがとね」



まだ開いてない目でウインナーを頬張り笑顔を見せる

「そういえば社長。今日ばじめさんとやることあるんじゃないんですか?」


「あーそうだった、そうだった。やることっていうかただの特訓だけどね」

「特訓?」


「そう。審査員の大久保さんから聞いたよ。ふふふ。はじめ君、陰影の間寝てクリアしたんだってね笑」


寝起きのせいか「ふふふ」っという笑い声もいつもよりおしとやかだ


「クリアしたのはいいんだけど阿の解き方もバグとの実際の戦い方もわかんないんじゃすぐ死んじゃいそうだから私が特訓してあげようと思って」


そう言い目をこしこし擦りながら牛乳を一気に飲み干す


「特訓って何するんだ?」

「簡単簡単ただ私とはじめが一対一で戦うだけ」

「お前と一対一は数秒もかからずに決着着くぞ?」

「ほほう。私に勝てると?」

「残念、俺の負けだ」


「はっはっははは」

三人の笑い声が穏やかな食卓に響く


「さすがだね。じゃ私もう先行ってるからご飯食べた地下室来てね」

テキパキと残りのご飯を済ませ食器を台所に入れた


「この事務所地下まであるのか?」

「もちろん。秘密の特訓所だよ」




ご飯を済ませたあと「骨折くらいならすぐ治療できますからね」とミントに怖い言葉をかけられたが無理やり体を引っ張って地下室へとやって来た


地下室は試験会場と同じように広い。だが色々なものが乱雑に置いてあった


「おー早かったね」

「今から具体的に何するんだ?」

「とりあえずこれあげる。今度から使ってあげてね」


渡されたものを確認してみるとあの試験会場で悟達が使っていたウェポンだった


「使い方は多分分かるよね。握ってみて」


思ってたとより硬かったのでグッと力を込め握ると悟達のように煙が立ち混んだ


「なんだこれ」

少しして煙が去っていき握っていたものを見るとそこにはおもちゃのような光線銃が握られていた


「銃のウェポンだよ。人間にもしっかり効くからお気をつけて」

なかなか物騒なこと言うなと思いパスクを見るとストレッチを始めていた


「これで何をするんだ?」

「今から君がすることはただ1つ。その銃でわたし打ち殺すことだよ」


---ある人の物語---



「あー起き上がるのめんどくさいなー。とりあえずヒ〇キンでも見るかな」


「ブンブンハローYouTubeーどうもヒ〇キンです。今回ご紹介するのはこちら。プシューパン。最高のTKGー。こちらはですね……」


「ふふふ。この商品面白そう。買っちゃお」


ポチ!

購入が確定しました!ありがとうございます!


後日パスクに怒られるミントであった、


ミント


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