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登場人物Aちゃん




戻りたいわけでも

今も愛している訳でもないの。



貴方を想った数年が

キラキラ輝いて


夏の日差しの様で

目が眩むんだ。





貴方を一目見た時に

恋という感情を初めて知ったの。


私は貴方に、教えてもらったんだ。



貴方が視界に入れば

その日一日が晴天であるかの様に。




その後なんて記憶が

曖昧なもので


初めての恋で

右も左もわからず


貴方の顔も見れなかった私は

前がどっちかも

分からなかったみたい。



目も合わせられなかった私は

ただただ、恋に落ちた衝撃に

慣れる事も出来ずに



気が付けば



貴方がどう成長していったのか

知る事も出来なくなっていた。





きっと私の初恋は

貴方にとって


運命の相手でも

思い出に残る相手でも

なかったのでしょう。




ただの登場人物Aだった私。






それでもあの日

初めて貴方を知った私は



貴方が初恋の人になった。


貴方が私の恋する道になった。






あの時の貴方を思い出す

それだけで、今日も胸が痛むけど



恋を知れて良かった。


そう、思えるの。




この空のどこかにいる貴方が


素敵な恋を、愛に変え

どうか、幸せでありますように。





あの時の貴方へ


ありがとう。



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