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②お姫様になれて、抱きつかれる

 これも衝撃的だった。アメリカではレディファーストという文化があるとは知っていたが、とにかく男性が女性に優しい。これはやばいぞ、女性の諸君。なんとお姫様になれるのだ。あの時の私は21歳のキャピキャピガールだったからなのか、という最大の謎を未だに残してはいるが、とにかく男性が女性に優しい。まず、車のドアをいつも開けてくれる。そして降りる時もだ。わざわざ運転手の男性が載る前に車のドアを開けてくれて締めてくれるのだ。感激過ぎて2度言った。もちろん自分で乗り降りした時もある。けれどもこの感覚は日本ではぜったい味わえないはずだ。女の私からしたら、なんやこのメンズ、ほれてまう……!! となる。知らない場所でもドアを優先的に開けて通らせてくれるにこっと微笑むジェントルマンがいつもそこにいるのだ。やばいっしょ。ちなみに日本人男性はアメリカ女子からモテないと聞いた。ジェントルマンな文化を持ち合わせていないからだ。男性の諸君、日本でもジェントルマンになると女性からモテる可能性があるはずだ。保証はしない。

 そして戸惑いまくった文化。それは『ハグ』。

 日本人の私にとって、もうめちゃくちゃに抵抗しかないやつだ。遊んだ後の帰り際に男女関係なくみんなでハグをする。さよらなと共にぎゅっと抱きつくわけだ。慣れていない私はめちゃくちゃドキドキする。だけど、ハグの文化は嫌いではなかった。日本でも流行ればいいと思う。そしたらいつかイケメンとぎゅっと出来る日が来るかもしれない。

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