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不死鳥の召喚士  作者: 張田ハリル@スロースタート
序章 力を求めて
3/71

能力の是非

真のチーター解放です。

「皆様のステータスを開示させていただきます。こちらまで来ていただければ幸いです」

 ローブの人はこれ見よがしにこちらを見ている。

「あっ悪い……んだよ、金倉かよ。謝り損じゃねえか」

 ぶつかってきたクラスメイトが離れた時、もう一度だけステータスを確認してみた。すると、

 ____________________

 カナクラヨウヘイ

 職業 召喚士

 レベル 1

 体力 15

 物攻 15

 物防 15

 魔攻 15

 魔防 15

 俊敏 15

 幸運 200

 固有スキル 召喚、四聖獣の加護(白虎)

 スキル 錬金術

 称号 異世界人、四聖獣の加護

 ____________________

 ステータスが上昇していた。ましてやスキルも獲得していたところを見ると考えられるのは一つだった。

「四聖獣の加護が……なにか役割を果たしたのか?」

 スキルの説明、と言っても簡易的なものだがそれを見るためにそこの部分をタップする。

 ____________________

 四聖獣の加護(白虎)

 隠しスキル、模倣を獲得する。触れた対象のスキルを会得し、相手のステータスの十分の一を自分のステータスへプラスする。

 残りの朱雀、玄武、青龍は未開放

 ____________________

 俺は少し笑った。それを見てたのかローブの人は不気味そうな顔をしたが。

「朝倉さん、ちょっと聞きたいことがあるんだけど」

「どうしたの? 久しぶりに話しかけてくれたね」

 俺は少し悲しそうな顔をして謝る。もちろん、本心だ。彼女を傷つけてしまったかもしれないしな。

「いやーごめんね。仲直りの意味も込めて握手して欲しいな」

「? いいけど。……洋平手おっきくなったね」

「……そりゃ高校二年生ですし」

 俺の言葉に朝倉さんは笑う。

「……本当は怖いんだ。俺のステータスは平均以下だったから」

 それは本心だ。彼女にいう必要はなかったが聞いて欲しかった。

「わかるよ、でも安心して。絶対に洋平を守るから」

「……もし俺が消えたらすぐにここから出ろ。俺はそれを言いたかったんだ。……頼むよ、静」

 朝倉さんは少しだけ嬉しそうな顔をした。それでも俺はずっと彼女とともにいれる訳では無い。だからこそ、

「幸せになってくれよ」

 俺はそう言ったあとに京香先生に話しかけてたわいもない話をして終わらせる。もちろん、一度接触はした。

 癪だが水木にもぶつかっておいた。殴られそうになったが朝倉さんが「やめて」と言って止めてくれた。

 そしてステータスを確認する。

 ____________________

 カナクラヨウヘイ

 職業 召喚士

 レベル 1

 体力 55

 物攻 55

 物防 55

 魔攻 75

 魔防 75

 俊敏 55

 幸運 200

 固有スキル 召喚、四聖獣の加護(白虎)、聖剣術、空歩

 スキル 錬金術、回復魔法、異空間倉庫、偽造

 称号 異世界人、四聖獣の加護

 ____________________

 これによって気付いたことは幸運は触れても上昇させることが出来ない。

 そしてあればいいと思っていた偽造も獲得出来た。これはステータスを変化させることが出来る。多分、水木からだ。実際はわからないが。

 俺はそれを使って元の数値である全ステータス十に戻しておく。

 もちろん、ローブの人の前に行く時はみんなと同じく握手をしなければいけない。ステータスの確認は出来なかったが獲得は出来たのだろう。

「災難ですね、このような低いステータスで。皆様、こちらの方が外れ勇者のようです」

 全ては俺の狙い通りに事が進んだ。

これからもよろしくお願いします。出来ればブックマークや評価等もよろしくお願いします。

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