>広義の意味では資本主義の対は社会主義で、民主主義の対は共産主義で
>広義の意味では資本主義の対は社会主義で、民主主義の対は共産主義で
近世の歴史で見ると封建制や絶対王政のような
土地と人民という富を血統で継承する軍人による征服国家を
万民平等で自分達は富ではなく対等な人間と宣言した商人が
金銭によって傭兵という非継承型軍人を使って打破した時に掲げられたのが
「階級主義」と「権威主義」を否定した「民主主義」
その商人達による権力奪取闘争の中で妥協を重ね
巨額の富を抱えた商人達が金銭を持つ量で実質的な「階級主義」を造ったのが
「議会制」で運営される「資本主義国家」で
それが「民主主義」の理念に反すると主張したのが「共産主義」ですから
「共産主義」は広義では「民主主義」の一種で
言い換えれば
最も純粋な「民主主義」です
しかし「共産主義」は理念であって
世界が統一された後でならともかく
実質的な制度としては
軍や国家という暴力機構を階級制度なしで実現する事は不可能だったわけです
そこで生れたのが万民平等ではなく階層逆転を標榜した
新しい「階級主義」の反民主主義勢力である
「全体主義」と結びついた「社会主義」で
中産階級に支持された「国家社会主義ドイツ労働者党」つまりナチスや
下層階級に支持されたスターリンの独裁によるソビエトです
ですので
広義の「民主主義」に反するのは「全体主義」で「国家社会主義」という「権威主義の政体」
広義の「資本主義」に反するのは「共産主義」と「社会主義」
「資本主義」のプロパガンダや
ナチスと差別化したかった「国家社会主義国家」の自称で「共産主義国家」とされる者も実質は「国家社会主義国家」と考えなければ
「民主主義」に反する「共産主義」という所見は生れますが
「社会主義」と「民主主義」と「共産主義」と「資本主義」という分類で考えて
「資本主義」を「民主主義」を形骸化した妥協の産物ではなく
「資本主義」のみが「民主主義」であると考える理屈で
「民主主義」に反するものが「共産主義」という考えは
かなり語弊があるという話だったのですが解り難かったようで
申し訳ありません
あくまで‘ 一読者の無責任な感想 ’なんですが、某刑事のように「どうにも細かなことが気になってしまうのが僕の悪い癖で」




