>無能な働き者
>無能な働き者
これは語源が示すように
「人間を道具や資源としてしか見ない軍人視点の言葉」
なので
「有害な働き者」
とかにしておいたほうがいいかもしれません
有能や無能というのは権力者に都合の悪い人間を排除するのによく使われ
上司で言うと
「適材適所を心得て役職を配置できない無能さ」と
「適材適所に反した役職の配置で敵を排除する有害さ」を
部下で言うと
「努力を怠って役職の意味を理解しない無能さ」と
「役職を曲解して利益を得ようとする有害さ」と
を混同してしまいますので
要は
「臨機応変さのない堅物男に監督役をさせる」とかで問題が起きた場合
本人の問題なのか上司の問題なのか
その両方なのか
本人に悪意があって堅物のふりをしているのか
上司に悪意があって経理などの堅くなくてはできない仕事でなく問題が起こると判りきった配置をしたのか
そのどれかを見極める必要があるのですが
この言葉のもとの理屈は
「権力トップが無能で部下の有能さを理解できず、活かせない場合」と
「権力トップが独善的で、結果に潜む悪意の可能性を無視した場合」の視点がない
というファシズムの欠点を無視した
いわゆる「能力主義の嘘」という事ですね
「有害」なら単に能力がないという以外の意味も含みますので
そちらがいいかと
あえて
“ 「能力主義の嘘」に引っかかった主人公 ”を描いてるにしても
三人称なので誤解を招きそうです




