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>武士


>武士


キャラ作成のヒントという意味で考えると武士は大きく4タイプに分類されそうですね


「武士はくわねど高楊枝」は「やせ我慢」と

現代ではとられがちですが


「面目」と「現実にないものはない」という視点で見ると


「嘆かず騒がずに現実に対処しろ」という事になります。



だから「なければ奪う」のは確かに武士らしい話でしょう

ただその対処法が文治派と武断派では別というだけで。


それとは別に

仕える武士と戦人である武者の違いも大きいでしょう。


そこで4タイプです。


特に朱子学と陽明学の違いなどで見られる

儒教と仏教の派閥別の思想の違いを合わせると多岐に分かれますが……


そこまで分けるとかなりシリアス路線になるので

この物語ならこの4つくらいを考えるくらいで調度いいかと。




歴史的に見て


豊臣の例もありますし

「文武両道」も上手くはいかず文治派と武断派に分かれがちのようで


そういう意味では大日本帝國の軍部は「武士の武断派」という最悪の突撃思想に商業利権によって誘導されてしまいました。


「武士の武断派」は戦いに美学を求め

「武士の文治派」は上に従う官僚でしかなく

「武者の文治派」は理解できねば日和見と思われ

「武者の武断派」は戦わないという選択を持たない


幕末の幕府の問題点は「武士」に主導されてしまった事でしょうか。



徳川家康がそうだったせいなのか

仏教思想のせいなのか

雅を求める唐文化の影響の強い公家文化への批判なのか


そういった武士の共通点として「快楽主義」を軽蔑する事があり


軽蔑までいかないにしろ

小乗仏教的な「足るを知る」事の大事さは


武士のみならず江戸時代以降の日本人の規範として語られてきたようです。




まあ

大日本帝國崩壊とGHQによる文化侵略と反共産教育で変えられ


「個人主義」と「快楽主義」で大衆を愚民化して分断統治する

欧米の伝統的な「パンとサーカス」の手法で日本も変えられていってますが……


歴史ジャンル以外だとこのサイトも

人気を集めている話には


「社蓄」であった主人公が奴隷制度を憎まないような

「権威主義」万歳の貴族と奴隷社会に適応しようという話や


自分の「魂の自由」のみを愛し、女性の「魂の自由」を愛さないような

「快楽主義」万歳の従属や依存させるハーレムで欲望を満たす話や


自分が一番大事で何が悪いというような

「個人主義」万歳の「ぼっち」道を一人戦い続ける主人公に共感を求める話が


全てではないにしろ多く見られ

武士や騎士の愚直さは嘲笑の的にされ


道化か当て馬を配役されがちですしね。


皆のための「自由」と「平等」と「平和」


「武士道」という生き方はその全てに背を向けると思われがちですが


現代の


「皆のための自由」を滅ぼそうと「利己主義を自由」と嘯く人間や

「皆のための平等」を滅ぼそうと「利権主張を平等」と誤魔化す人間や

「皆のための平和」を滅ぼそうと「軍事への無理解を平和」と騙ろうとする人間など


そういった「資本権威階級主義」の人間達の狡猾さよりは裏がないぶん好意は持てます。



ただ狡猾でなければ欧米に対抗できないという面もある以上


「深遠を覗きながらも怪物にならない」という姿勢を広めないと

この物語でも


史実のように

中央集権の後は「文明開化」という欧米化による

精神文明の軽視と衰退で


「理性と悟性による欲望制御」を勘違いした「精神論」や「根性論」の横行を招きそうですね。



松蔭が目指すのが

皆のための「自由」と「平等」と「平和」を望む民主主義なら

「武士」の愚直さを料理で打ち破るというのは


物語としての一つの解決法ですので面白いと思います。


ですので前回の感想は批判や

武士の面目を立てた説得方法に変えたほうがいいという意見ではなく


いっそ、チート能力風に松蔭の「カレーバカパワー」を設定としてしまってもいいんじゃないか?


香霊さまの名称はともかく

並行世界転生というファンタジーなので


超常存在に与えられた能力として


「食事を振舞った相手の食い意地を増加させ、理性を高めて説得に対しての偏見をなくさせる」能力を設定するなら


「それもアリ」という感想ですので御間違えなきよう。


要はそのままGOでいいんじゃないかという事ですね^^

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