>「みんな大変な時なのに、どうして笑ってられるの?
>「みんな大変な時なのに、どうして笑ってられるの? あなたたち、状況を分かってないんじゃなくて」
>「生徒たちは怯えているし、怪我をしている子もいるのよ。スタンピードの対策に竜騎士たちは寝る間も惜しんで働いてるわ。皆、怪我をして苦しんでいる。それなのに!」
皆、黙ってしまい俯いている。彼女の正論にも思うところはあったのだろう
これは、正論として‘ 理 ’に適ってないし、‘ 道 ’も誤った
“ 道理を知らない子供の‘ 感情論 ’ ”ですね。
この類の論理を正論と言い張るのは大抵カルトな詐欺師ですので要注意。
ちなみに‘ 理 ’に適った生き方は、筋の通った生き方。
‘ 道 ’は、「和の文化」の根幹にある共存原理の思想。
道というものを交流の象徴とした思想で、道具や報道などの言葉にも、一見関係のない再生や生活など生きるという事に関係した言葉や支配のような意味合いが変っていった言葉の成立にもこの思想は関わっています。
具体例だと
他者に苦しい思いを強いて‘ 利 ’を得ようとするのは、外道で論ずる事を否定した暴力なので論外。
他者が苦しい想いをしているときに、何ができるかをきちんと考え、できるだけの手助けをするは正道で正論。(客観的に善であろうとする姿勢で主観的な“ 正義=必要悪 ”ではない)
他者が苦しい想いをしているのにつけこんで‘ 利 ’を求めるのは、非道で邪論。
他者が苦しい想いをしているときに、手助けを強要するのは、邪道で極論。(たいてい非道や外道に騙された考えなし)
他者が苦しい想いをしているときに、自分も一緒に苦しい想いをするべきというのは横道で曲論。(たいてい非道や外道の創った偽善に酔った考えなし)
医者が患者と一緒に苦しんだら医療ミスは続発し、事件関係者に刑事捜査させたら冤罪が頻発するでしょう。
利を求めず、欲や情に流されず、理を解して、本当に皆のためになるのは何かを考えるのが正道で正論。
だから
このエピソードに描かれてるように、この類の共感を求める曲論は、集団を統率して操るためのカルト的マインドコントロール手法の理屈で。
いわゆる“ 裏に悪意の潜んだ綺麗事による誤魔化し ”です。
こういった理屈(字のごとく‘ 理 ’を屈する曲論)は
“ 人が誰かを思いやる情や共存するための善性 ”のような綺麗で大切なものを利用して、戦争のために人を争わせたり、損害や責任を誰か押し付けたりして、自らの‘ 利 ’を求めるような
非道な人間の常套手段になっています。
○○○○○○の様な人間を都合よく操って死地へ送ったりするための争いの手法ですね。
こういうのは、まだマシなほうで“ ‘ 双頭の鷲戦略 ’といわれる争いを誘発する理屈 ”を、権力争いに使ったりもします。
これは、詭道などと呼ばれるもので、言を危うくさせるという字が示すように、混沌と混乱へ導く道です。
社会が腐敗していくとこの類の誤魔化しをばらまく権威主義者が、自分達の先祖の‘ 双頭の鷲戦略 ’に騙されて崩壊していきます。
正論でないものを、よく考えないで正論と思い込むと、○○○○○○と同じように間違えたり、操られたりしてしまいます。
この物語は、そういった事を描いているようですので、この類の誤魔化しは誤魔化しと書いたほうがいいかと思いますので
彼女の感情論
とするか
あるいは
彼女の一見、正論と勘違いさせられそうな──とか
彼女が正論と思ってる理屈は──とか
彼女の理屈が、論理となっていない曲論という事を示すような文を入れたほうがいいかと。
そうでないと、「正論というものを貶める愚民化」に知らないうちに加担してしまいますので




