>タイムトラベル
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私は若い頃に
軽い調子でタイムトラベルの話を振られて
「どう考えてもタイムトラベルは科学的に不可能」という話をして場を白けさせた思い出があります
ただ
数日後に私の「理論的検証」に反論を上げた男がいて
その男とは死ぬまで友人であり続けられました
空気を読んで当たり障りのない話題としていては
そういった友人ができないので
今で言う「黒歴史」を昔は量産していました。
けれど今では「黒歴史」を創る事を嘲笑う若者が増え
トライ&エラーの失敗をしたがらないように思えます。
そう考えると
バブル時代に語られていた
マジメに遊びでバカをやる事をせずに
「小利口」だったり「小狡い」生き方をするのを
「クール」とよんで尊ぶ米国的風潮が若者に広まっているという話にも説得力がでてきます。
そんな「クール」な世代が今では社会の中核となっています。
その事実が不安というのは歳のせいなのでしょうが
中曾根政権に小泉政権に安倍政権といった米国化のための長期政権が事実であるのは確かなので
米軍と一緒に自衛隊が「世界の警察の下働き」などと言われながら海外で殺し合うために
格差を広げ続けて貧しい者が殺し合いを仕事にするしかないくらいに追い詰められて
多くの子供が殺し合いを仕事にする事が誇りであると勘違いするような時代がくるのではと
ついつい考えてしまいます。
誰かを護るのは善い事だとしてもそのために誰かを傷つけてしまうのは
仕方がない「必要悪」で
誰かの欲望を満たすために誰かを脅して傷つけて殺すのは「悪」で
決して褒められた話でないのは誰にでも解りますが
それに愛国心や国家の誇りなどという抽象的な概念をまぶして「正義」と名づけて
誤魔化し騙して争そい合わせる事で利益を得たり利権を守る事を褒め称える「欧米型近代国家」の「偽善という悪」は暴力で周囲を従え黙らせのさばっています。
それを矛盾だと言え正そうとできるうちはいいのですが
しかたないと諦めてしまえば行き着く先は「滅びへの一本道」なのですが
政治に興味を持つ若い世代は「民主主義」の是正よりも「権威主義」の一員として実利を望む者がいて
「多くの人間の想いを踏みにじる事ができるエリート」として「栄光への道」を歩く「勝ち組」こそが
素晴らしい生き方だと考えるような下卑た風潮に疑問を抱かないようだと
現政権を若い世代が支持しているという怪しげなニュースを聞くたびに不安にさせられます。
マスコミによって「造られたイメージ」でなく実際に声を聞けば
そういった声は「政治にかかわってウマイ汁をすすろうとする者」の声でしかなく
多くの若者は政治を敬遠して「どうでもいい事」とか「自分には関係のない事」と思いたがるように見えます。
ゲバ棒を持って国会を包囲しろなどとはいいませんが
「パンとサーカス」ならぬ「グルメと趣味」の嫌政マインドコントロールについて考えてほしいな
などと口にして煙たがられる
そんな自分をタイムマシンに乗ったつもりで省みて「三つ子の魂百まで」という言葉を思い出しました。
こうなったら、誰かに踊らされるのを嫌いながら、雀になって踊り続けるしかないのでしょうねぇ