>戦争があるから進歩がある
>戦争があるから進歩がある
戦争と進化ってよく一緒くたに語られて
戦争があるから進歩があるという
軍産プロパガンダに使われるんですが
これは本来
全然まったく別で一緒にする意味がない論点なんですよねぇ
物質文明の技術的進歩により戦争が激化したのが本当で
戦争で技術が進歩したわけではありません
戦争の為に金を注ぎ込む人間によって国家が支配されている国家だと戦争に関連してしか技術進歩が行われないので
技術の多様性や多面性という意味では逆に進歩が抑制されているといえます
もし、戦争によってしか技術が進歩しないなら
日本の様々な分野の技術進歩は戦争に関連し続けたからでしょうか?
技術者の努力が大企業に特許法で潰されたり
金儲けに関連してしか技術が発展できなくなっている資本主義社会ですから
日本でも
進歩は競争でという形になってはいても
それすら戦争とイコールではないんですよ
戦争は巨大な消費ですから
ろくでもない連中が自分達と離れた場所で起こしたがるから起こるわけで
弱肉強食なんてのも自然の循環の一部を切り取った誤魔化しで
人類の生存戦略からして
集団連携による共存で自然を制御する文明を進歩させ維持するというもので
虫のように自然に殺しあって喰らい合ったり
共食いする獣のように自滅本能に従い争うのでもないわけですから
聖書宗教のようなカルト信仰や全体主義的なカルト思想で
絶対の神や支配者の下にあって
家畜として生きるのも間違いですが
争いを肯定して美化した騎士や武士のように生きるのも間違い
平和の中でも
農民のように命を育み循環させる技術を生んで
技師のように工夫して新たなものを生み出すのが進歩です
そして
精神文明の進歩は
争いが進歩を生むというような
本末転倒の誤魔化しや混同をなくしていき
無駄な消費でしかない戦争をなくしたほうが進歩できる
というような考えを持つ人間を増やし
ろくでなしに騙されて共犯にされないようにする人間を多く造ることです
ですので
動物としての進化と人類文明の進歩を一緒くたに混同した論は使わないほうがいいかと思いますよ




