>ここでは自由がないだけで、奴隷は雇用の一形態
こういう中世の封建領主と王が国家を造る文明の異世界だと
人権という言葉が生まれる前なので
奴隷とは家畜と同然と「掟」で定められた存在で
奴隷制度とは
「権力が人間を家畜として扱ってもよいとした制度」なんですよねぇ。
しかも「法治主義」がなく「人治主義」
つまりは
領主や王が正しいと言えば力づくで「無理」でも通る制度。
そういう世界だから
奴隷制度自体を認めているのに
それを奴隷が雇用の一形態というのは、かなりの詭弁。
つまり、「嘘と誤魔化し」なんだけど
解ってて言ってるのか、それとも自分でもその嘘を信じ込んでいるのか……
うーむ(-_-)
しかし
短絡的に「暴力」と「脅迫」で「征服」による「正義」を望んだ○o○○とは別の「手段」を使っての「平和」獲得ですか。
主人公達が、「暴力」以外のどんな「手段」を使って
「征服」でない本当の「平和」を創るのかが楽しみですね。
「平和」を短絡的に
「暴力」を使った「征服」で効率的に求めるなら
「手段」としては大規模かどうかで○o○○と同じ
そうでない方法となると
奴隷を肯定しているのなら
「隷属化の魔法」を使った「征服」か……
それにしても
結局は「自由」も「平等」も否定したままなら
「慈愛」という個人的資質に頼るしかなく
制度として理性的に「人間の動物的自滅本能」を制御できないので
世界帝国が誕生しても
慈悲深い王が死んで何十年かで崩壊して「平和」は
単に「戦争がない準備期間」へとなってしまう。
短期間の手抜き工事で築いた建物が直ぐに人が住めなくなるように
「理想」を護る「教育」と「啓蒙」で人間の価値観を変えていかなければ「平和」は直ぐに歪められ「征服」へと変わる。
そして
それは個人の短い生のみで行うには
とうてい足らないものなので
心ある人達は個人の「意思」ではなく「意志」として願いを後世に託してきたのですが
主人公達がそういった事を理解しているかどうかで
今後の展開が変わってきますね。
魔法やチートというファンタジーで
人の心をどう変えていくのか
あるいは単にジャンヌ以上の強大な「暴力」による「征服」で敵対者を「奴隷化」していくのか
主人公達は
「平和」を「平等な立場での共存共和」を実現する
文字通りの「平」と「和」と考えているのか
単なる「征服」として「戦争が起こっていないだけの水面下の争い」を「平和」と考えているのか。
「ソシオパス」や「サイコパス」として主人公達を描くのか?
「正義」や「理想」とは何かを理解して
現実的に少しでもマシな世界へと変えていこうと足掻く人間として描くのか?
物語はどう展開していくんでしょうねぇ
実に楽しみです^^