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>「要人暗殺」をテロとするかしないか意見が分かれるところ その2



返信ありがとうございます


私が無駄に長く書いたせいで

どうも話が食い違ってるようで申し訳ない。



前回のは「テロの定義」に対する認識の違いへの感想で

○○○○○さんへの批判ではないので

それを前提にして



>テロの定義は、「相手を恐怖させ、恐慌に陥らせ、正常な判断を出来なくさせ、日常を破壊すること」


という

○○○○○さんの「テロの定義」




それに対して恐怖を与える相手で分類して


「日常を破壊すること」で民衆に恐怖を与える「無差別テロ」と


「個人や個別の政治組織や個別の企業」に恐怖を与える「政治テロ」や「企業テロ」に分類して



○○○○○さんの「テロの定義」は「無差別テロ」なのかな?


という感想でした。



ごちゃごちゃとつけくわえた「無差別テロ」に関する部分は

様々な主張の本音と建前の中で「利権」に関する本音の部分ですね。



で、その本音の部分の話



国際法と言ってはいますが

欧米の「LAW」は聖書宗教の契約文化のせいか


権威主義思想の「掟」から民主主義思想の「法」へと

秩序の維持方法が変り


権威主義が「掟で不平等に服従を強いる」という概念に

法治主義が「法の下の平等」を護るという概念を加える時代になっても



秩序を維持するために護るべき共存原理の「法」と

服従を強制する暴力原理の「掟」との分類が曖昧なようです。



そのせいか

戦争を前提とした欧州の国家間ルールであるために

国内法の秩序を維持するために護るべき共存原理の「法」の一面は少なく


treaty=条約は「国家間の契約」に基づいた

「軍事バランス」を強制する暴力原理の「掟」の一面が強いものだという認識を私はしています。


「平和ボケ」ではないですが「平和主義者」ですので


その本音を否定して建前を推し進めるなら世界統一府を造るべく努力はしたいのですが


現代の国際連合は前述の「利権調整」=国際法という考え方をしているために

現状維持を望む組織でしかなく


ダブルスタンダードの二律背反を抱えているというのが前回の

「テロの定義」とは別の部分の話です。


建前の部分でいう


○○○○○さんのの主張はもっともなので

それを客観的に判断できる国際組織があるなら現実的妥協点としては最適でしょう。




ですが

○○○○○さんも同意してくれた主張の相違が生まれ



建前上で


「平等でない悪しき掟を正し」「民主主義の理想に基づく法」を造り直せという主張と


不平等である現状のパワーバランスが重要で「現状の掟で充分」という主張がぶつかります。




もちろん本音では


その時々の状況で変る

資本主義の経済ルールを含む既得権益と軍事利権など多くの利権の利権争いの建前として

理想やルールを法解釈で利用しあうという話で


戦争自体で儲けるという話も含んだ


どこにでも転がっている俗物的で即物的な利権追求の話です。



憲法九条の法改正をしないままのかなり無理がある法解釈なども

軍事利権を求める軍産複合体利権や米国による日本の軍事力管理などの利権が絡んでいるその一例でしょう。




さて

ここで「恐怖=テロ」によって服従を強いる暴力原理である「掟」の一面を

建前で利用して争いが起こります。



そこで「テロの定義」に



テロが「定義できかねている理由」が


「利権調整」という手段が目的となっている国際社会では

「世界統一府など必要ない」と求めず


ダブルスタンダードの二律背反を抱えている事。


というふうに繋がるわけです。





「戦争」を推奨する「悪しき掟」と

「非正規戦闘」は「悪しき掟によるテロ」という主張を否定するなら


国際社会は「人類の統一」を目指していくべきですが

それは利権の集合体による争いを調整する組織にはできません。


国内法と同様の


秩序を維持するために護るべき共存原理の「法」は戦争自体を否定するから

一切の戦闘行為を非合法にするという理想を叶えなければ


実現できないからです。



それは国家の利権も否定するので

「世界征服を企むのは悪の秘密結社」だと国家主義は語りますしね。


かくして「正義」と同じ理由で「テロの定義」ができかねている。


というふうな事を前回書いたつもりだったのですが




それは

あくまで現実的に目の前の事実に対処する事の限界の話で


○○○○○さんの書かれた事の意味は伝わっていますし


また作品への批判ではないし

作中の「テロの定義」への否定でもありませんので


誤解がないように……



などと書けば書くほど長くなって

また誤解を招くような気がしています。


悪意も反意も敵意もないのですが

私の文章は根が捻くれているせいかそう取られる事も多いようです。


前回の○○○○○さんの感想返しの最後のコーヒーの部分から


「悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋で、そして恋のように甘い」という一文を連想してしまったので


とりあえず弁明をと思っただけなのに

なぜこんなに長くなったのやら……



前感想エッセイ集

隠居老人の戯言~作者さん、すみません~ http://ncode.syosetu.com/n4900ed/と同様に


何事にも終わりがあるという事で、こちらも煩悩の数と云われる108部分で終了となりました。


けれど人類が滅びなければ「終わり」という言葉が消えても「始まり」という言葉が消えても

始まりはある。


ということで

隠居老人の閑言~作者さん、ありがとう~https://ncode.syosetu.com/n0308ft/


始めます。

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