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>賢人達も無精卵の説明に驚き感心していたようだ



流石にそれは昔の人を馬鹿にしすぎですね。


時代が違っても人間に考える頭がないわけでなく

物事の捉え方や考え方が違うだけなので


交配関連は遺伝子とかとの学問的な体系的知識はなくても

陰陽的な解釈や気とかの理屈で知られてるし

体験的知識でも交尾を見れば理屈は分るでしょう。


子種や種という精子を指す言葉も古くからありますし

そもそも鶏が人為的に造られた種の一つ。


性技術なども例えばスペンス乳腺性感とかGスポットとかポルチオ性感なんて言葉が生れたのは最近でもその類の知識は古くからあったようです。


食べて直ぐ寝ると牛になるなんてのも

胆石などの成人病からくる逆流性食道炎の症状の例えですし


正しいかどうかはともかく

言い伝えには必ず理由となるものがあります。


昔は

迷信と呪いと正しい知識が混在して

何が正しく何が間違っているかが公式に認められていないだけで


人間自体の思考能力が進化してるわけではなく

洞窟で猿同然に暮らしていた頃と現代の違いは人間にではなく

外部の記憶装置である社会知識にあるわけです。


つまり

個人にではなく多くの人間の努力と研究の積み重ねを保管し継承する文明や文化を過去に持ち込めれば


一世代で現代並みの進歩が出来るという「知識チート」の物語は、昔の人間も現代人と変らぬ理解力があるから成り立つ話です。


そうでなければ、社会に排斥されて潰されてしまいますからね。


そこを間違えると

「賢く無知な蛮人を導く神の使いたる人間」と「自分の頭で考える事もできない奴隷のように愚かな蛮人」という迷信や


民衆に寄生した寄族が

自らを「貴族」と自賛するための歪んだ理屈


そういった迷信を起源とする


植民地時代以来の欧米人や権威主義者が抱きがちな偏見に似た

無意識の優越感を主人公が持っているかのようです。


現代でも「血統による利権継承」と

「才能」という迷信による権威主義者が

人権を奪われた「天皇」という象徴を担ぎ世襲政治を行う日本ですから



あえて

そういった主人公の無意識の傲慢や偏見や優越感を描いているのならばいいのですが……



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