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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

私の可愛い妹

作者: 湊 悠美
掲載日:2015/09/06

「ごめんね(あお)。私が悪いから目を覚まして私を怒って」


 可愛い妹の顔を撫でながら歌うように言う。

 この子が眠っているのは私のせいだ。愚かな私の


 私、桜山葵(おうやまあおい)桜山蒼(おうやまあお)は双子の姉妹だ。見分けが付かなかった。見分ける方法は雰囲気だけだった。明るい雰囲気でいつも笑っている、お姫様と言われているのが私。どんよりとした雰囲気を漂わせ無表情の、生霊と言われているのが蒼。

 

 私は、あの子が羨ましかった。蒼はいつも誰かと一緒に居た。ある時は両親。ある時は私の親友。ある時は告白してきた先輩。

 けど、それは私の勘違いだった。皆、蒼に暗示をかけていた。


 「葵はあんたの姉じゃないのよ」 「妹面すんじゃない」 「あんたは葵に危険が及ばないように生まれてきたんだ」 「あんたは葵の為に生まれてきたんだ」 「葵の身代わりなんだよあんたは」 「早く消えろよ。彼女の妹がてめぇって俺は結婚したくねぇし」


 私はそれに気が付かなかった。だから私はあの言葉を信じてしまった。


  <蒼は、あんたの言う事ならすべて聞くんじゃない?><代わりに消えてとか何のために生まれてきたのとか言ってみれば>


 その言葉を信じた結果、


  <双子の・・たった・・一・人の・お・ねえ・・・・ちゃん>


ドサッ

 「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


 私は妹を失った。


 いや、蒼は死んでいない。すぐに誰かが呼んだ救急車に運ばれて行った。そこまで深く刺していなかったらしい。そのため、助かったが意識が戻るか分からない。今も管に繋がれている。


 私は、もう人が信じられなかった。

蒼が倒れた後、蒼に縋りつく私に真実を教えてくれたのだ。


 「やっと消えようとしたんだ」 「さっさと消えればいいのに」 「妹面をして恥ずかしくないのか」 「この世にあんたを愛している人なんていないのに」


 私が初めて聞く本心だった。私には蒼が悪いと言っているのに、蒼に対しては存在否定。

 私の周りには信頼できる人間が居ないと分かった。 


 だから私は、ここに誰も入れていない。今の私が蒼に対して出来る懺悔の印だから。


 だから私は謝り続ける蒼がいつか目覚めるように


      蒼がいなくなったらこの世に未練なんてないもの



      全てを壊してあげる



      だから蒼  私を許さないで



      大好きだから




 

次は、妹を愛していた人 こちらの方が考えが怖いです

ではPlease look forward to it

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